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作品から学ぶこと♪

♪ 映画鑑賞は趣味の一つ。

様々なジャンルの映画を観てきたが、どちらかというと洋画に偏っている。
邦画は、「かもめ食堂」「めがね」といった癒し系である。

昨今感じるのが、洋画で自然災害を取り扱ったもののリアルさ。
上映当時は、絶対にあり得ない!!と思い 面白がっていた表現の大きなものが、今の自然界に起きている。
特に、アメリカで製作されたもののリアルさはゾッとする。

大洪水・海面上昇・大地震・大津波・火山大噴火・・・しいては氷河期

もはや・・・「やりすぎだろ!」と笑い飛ばせなくなっている。

これらの映画で、かなり立場を考えてしまう内容がある。

それが前回の投稿にある・・・

「東日本大震災後に 総理大臣の役割と責任の重さを当時の総理大臣の姿で知って胸が痛んだ。」

アメリカで製作された自然災害の映画は、町長・州知事・・・そして大規模災害時は大統領判断・指示・会見までの様子が よく描かれている。
州内で起きたことを消防署長が州知事へ・・・大統領の耳に入り、自衛隊や大学の専門家が集まり協議する様子と各州、しいては各国への避難命令までの経緯・様子が詳しく描かれており印象に深く残る。
(とはいうものの、何処まで事実に近いかは不明であるが、意外とアメリカは現実主義なところがあり、ある意味事実に近いのではと思っている。)

総理大臣の役割と責任

をあげたのには理由がある。
それはアメリカ映画の内容が下支えしている。

どの作品か忘れたが、大規模な台風が各州で起きており、これが世界規模になる可能性があると統計結果で気が付いた大学教授たちがホワイトハウスへ。
副大統領へ訴えるが、「そんなバカなことがあるか・・・!もっと大切なことを大統領と協議しなければならない!」と撥ねつけた。

結果的に大惨事になったおり 大統領が副大統領に伝えた言葉が印象に残る。(教授たちの話を知っていて撥ねたことを副大統領が謝罪した後に。)

・私は避難できなかった自宅に残る人々と同じく ホワイトハウスに残る。
 どうか 君に避難してもらい 災害後のアメリカを私の代わりに支えて
 貰いたい。宜しく頼む。
 一人でも多くの国民を助けてほしい。

何かと人の職業というのは軽く見られてしまうことがある。
日本とアメリカは違う。
しかし、やはり何事も安易にではないのは国を問わずである。

海外の自然災害映画で、国内の政府関係者の立ち位置・役割・責任の在り様がわかり、かなり身近に感じるようになっただけでなく、東日本大震災以来、単に国民目線だけでなく、全く違った位置からも判断するようになった。

♪ 一つの決断・結果には、相当な時間・期間(経緯)・協議が行われている

阪神淡路大震災時 なぜ火災が大規模になったか、若く もちろん経験がない為 わからなかったが、東日本大震災で消防署長や隊員たちが揃って・・・

住宅をはじめ 様々なものが倒壊し 道路を塞いでいて消防車両が入れず、泣きながら見ているしかなかった、自然を前にして無力さを感じた。

そういっていた。
報道から伝えられるものもある。
しかし、その場にいた人の言葉が届くのは、残念なことに全て終わった後である。
酷いときは長い年数を経て。
過去の全ての自然災害では、まだ私たちが未だ知らないことがあるのではないかと思っている。
耳目にしていることは、ほんの一握りだと。

大きな災害が起きるたびに、映画作品の各シーンが頭によぎる。
そのたびに、避難指示・命令は各機関の協議の上にあるのだと感じ、
どんな状況にも柔軟性をもって対応できたらと願い思っている。