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『もしもウサギにコーチがいたら』を読みながら               ④タイプ分け

コーチエィが作った、
「コミュニケーションタイプ分けテスト」というものがあります。

人はそれぞれ違うものです。
自分とは考え方も振舞い方も違う相手を理解するところから、
よりよいコミュニケーションが始まると考えます。

このテストでは4タイプに分類しますが、
自分を理解し、相手を理解したうえで、
今までとは違うアプローチを手に入れることが狙いです。

これが結構当たる!

この本の中では4タイプを下記のように定義しています。

①コントローラ―タイプ
・自分の思い通りにものごとを進めることを好む
・行動的、野心的、エネルギッシュ
・決断力がある
・支配的、威圧的
・人の話をあまり聞かない
・優しい感情を表すのが苦手
②プロモータータイプ
・自分のオリジナルのアイディアを出すことを重視する
・人と活気あることをすることを好む
・楽しいことが好きで、細かいことはあまり気にしない
・変化、混乱に強く、順応性が高い
・自分でよく話すが、人の話をあまり聞かない
・計画性に乏しい
③アナライザータイプ
・行動は慎重
・ものごとを始める前にデータを集め、分析する
・計画を立てるのが好き
・ものごとを客観的に見ることができる
・失敗することに対して恐れがある
・変化や混乱に弱い
④サポータータイプ
・人を援助することを好む
・あたたかく、穏やかな性格
・人との協調性を大事にする
・他人の気持ちに敏感で、仕事よりも人間関係を優先させる
・決断力に乏しい
・リスクを冒すことに弱い

もしもウサギにコーチがいたらP51-54

テスト結果は、それぞれのタイプの要素がどの位あるか、という形で出てきます。
一番パーセンテージが高いものが自分のタイプ、となりますが、
他の3つの要素も存在するので、
その混ざり具合は人それぞれです。

ちなみに私はプロモータータイプ。
数ポイント差でサポータータイプが第二要素。
コントローラ―とアナライザーの要素はずっと差が開いて
三番目四番目と続きます。

自分を観察していて気付いたことがあります。

うまくいってるな、と思える時に現れているのは
プロモータ―の長所にあたるところ。
自分のアイディアを活かして、人と楽しい時間を過ごすのが好きです。
サプライズパーティや
その場にいる皆が一体感を得られるような企画を考えるのも得意です。
人にも喜ばれるので、とても幸せになります。

一方、うまくいっていない時に出てくるのは
サポータータイプの特徴。
他人の気持ちに敏感になりすぎて自分を出せなくなったり、
リスクを恐れてしまい、思い切った決断ができない、というところ。

それが分かってからは、
「今、私、周りを気にしすぎてるかも・・・」と
客観視し、自分の状態を認識できるようになりました。

すぐに切り替えて乗り越えられるわけではないけれど、
何だか訳が分からず、前に進めない時より
変な焦りは減った気がします。

もう一つ、このタイプ分けをよく利用するのは
苦手意識がある人とコミュニケーションを取るとき。

なんか波長が合わない相手だな~とか
この人の言い方、なんか受け止めにくい・・・など
だれでも何人か、そういう人が身の回りにいるかと思います。

そんな時、
「この人は何タイプだろう?」と考えます。
「そっか、私と違うタイプだから、だから違和感があったんだ!」
「別に嫌われていたわけではなかったんだ!」と思い直せることも。

自分とのタイプの違いが分かると、
敵意とか苦手意識を落ち着かせることができるのです。
相手の受け取りやすい形でこちらからアプローチしてみよう!
という気持ちになります。

さらにおもしろいことに、逆に相手に興味が湧いてきて、
「この人は●●タイプかも。他にどんな特徴があるかなあ」と
観察したくなります。
意外と自分との共通項も見つかったりして、
親近感が沸いてくる、なんてこともあったりします。

私はクライアントさんにこちらのテストをお勧めしています。
そして、この結果をどう受け止め、
普段のコミュニケーションにどう活かしていったらいいかについて説明をしています。

自分は人間関係が苦手、下手、と思い込んでいた人が、
「タイプの違いからくるギャップだと分かって肩の荷が下りた気がする!」と自信を取り戻していきます。

今までモヤモヤを感じていたところがスッキリする。
そして相手をよく見て、良く聞いて、
そこから新たな関係性が生まれるきっかけになると思います。

このタイプ分け、
気になった方は下記もご覧になってみてください。


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