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里帰りインド旅行記2023 ムンバイ激変2
ムンバイ激変1は下記からどうぞ。
25年ぶりに訪れたムンバイは、激変していました。
空港も大きく立派に建て替えられていて、
昔の薄暗く、かび臭い雰囲気は一掃されていました。
空港から街の中心地へ向かう道路は
快適な広い道で繋がって、
「ここはインドなの?」と目を疑ったほどです。
そしてもっと驚いたのは、
街なかのゴミはほとんどなくなり、
貧しい人々のバラックも見当たらず、
路上に寝ている人もいませんでした。
中心街へのオートリキシャの乗り入れが規制されたそうで、
車線を無視して隙間を縫うように走るゴーカートばりの運転も
少し落ち着いたように感じました。
インド門やタージマハルホテルは
全く25年前と変わらない佇まいですが、
そこに集っている人々の雰囲気が違っていました。
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![](https://assets.st-note.com/img/1699530592738-ID0M2mIa0R.jpg?width=800)
真珠の首飾りに例えられる海岸線があります。
以前は、
「これでも観光名所?」と言いたくなるくらい
ゴミが目立ち、海も汚れていて
わざわざ行きたいと思ったことは一度もありませんでした。
今回、その海岸線を眺めて、初めて、
美しい、気持ちがいい、と感じられたのです。
この感覚は、ムンバイが本当にきれになったからなのか、
私にそう感じる余裕ができたのか、
それとも、その両方なのでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1699530752612-QcHatuHqWG.jpg?width=800)
当時暮らしていたエリアにも行きました。
住んでいたフラットに立ち寄りました。
以前よりもさらにセキュリティが厳しくなっていて、
再三頼んでも、敷地内には入れてもらえませんでした。
外側からかつて暮らした部屋のバルコニーを眺め
数枚写真を撮る許可をもらうのが精一杯でした。
建物の塗装の色が少し昔と違っていましたが
雰囲気はそのままで、
タイムスリップしたような、不思議な感覚になりました。
確かに我が家はここにあった・・・
当時の自分自身の姿、幼い息子の姿を
この風景の中に見ました。
街の喧騒に疲れ果てている時でも
この建物に入ると少し落ち着いたものでした。
お世辞にも、
きれいとか、豪華とか、おしゃれとか、
そんなものの欠片もないアパートメントでしたが、
我が家は特別でした。
駐在当時、まだ影も形もなかった次男と共に
こうして25年ぶりに戻ってこられたこと
半ば奇跡にも思えた瞬間でした。
*次に続きます。
ぜひ次の記事もよろしくお願いいたします。
![](https://assets.st-note.com/img/1699530828067-0tNkI2fRSZ.jpg?width=800)
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