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【パイオニア&エクスプローラー】黒単ゾンビ⑨《思考囲い》


パイオニアということでテーロス版

(黒)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中から土地でないカード1枚を選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。あなたは2点のライフを失う。

テーロス

なるほど完璧な作戦っスねーーーっ不可能だという点に目をつぶればよぉ~~

黒のハンデス呪文最高峰と言ってもよいソーサリー。
たった1マナで何でも叩き落せるというどう考えてもイカれた性能をしている。2点のライフロスがついてくるが、申し訳程度のデメリットとしか言いようがない。開発者は何を考えていたんだ。

今更言うまでもないことだが、念のため解説しておくと
・一番重要そうな呪文・使われたくない呪文を狙い撃ちできる
・手札を確認できるので戦術や妨害を確認することができる
という対戦相手からしたらやる気がなくなるような効果を1ターン目初手からブチ込めるのがこのカード最大の強みだろう。(人によってはこの時点で投了するとかしないとか。実際アリーナのランク戦で本当に投了されたことがある。)

どうでもいいことだが、これ4枚の値段がデッキ内のほか56枚とほぼ同等、若しくはこちらの方が高いまである。まあ実際強いからね。しょうがないね。

用法容量を守って正しくお使いください

さて、黒の挨拶としても悪名高いこのカードではあるが、むやみやたらに使うべきでない、ということに留意してほしい。
とりわけ黒単ゾンビというアグロデッキにおいては、クロックの方が優先度が高いと私は考えている。BO3の対戦ならサイドインも選択肢としてあり得るのではないかとも思っている。
強いことに疑いようはないが、本質的にはどこまで行っても1:1交換にしかならないという事を頭に入れておいて欲しい。(正確に言うと1:1とはニュアンスが違うけども)
当たり前の話なのでこんなことを言うのは釈迦に説法なのかもしれないが、手札と状況にもよる所はあるものの必ず1ターン目に打たなければならないということはないのである。特に後攻なら相手のデッキがある程度絞れるハズなのでよく考えてから使おう。

対戦相手の手札を覗くとき、対戦相手もまたこちらの手札を覗いているのだ

そうは言っても雑に使っても非常に強力なこのカード、とにかく相手の手札を覗きたくなる気持ちは非常に良く分かる。
が、ちょっと視点を変えてみてほしい。
上で書いた通り、このカードは
『手札の中で一番強力または苦手とするカードと1:1交換する』
役割を持っている。すなわち、この1枚で将来的に一番脅威となる(アドバンテージを取られることを未然に防ぐ)カードとも言える。
これがピーピングハンデスにおける正と負、表裏一体の部分であるが、確かに効果的な一撃を相手に食らわせることはできる一方で弱点を相手に教えてしまっているとも言えるのである。
これはメタゲーム外から奇襲を行うゾンビデッキには無視できないデメリットである。
(※実際のところ、そういった意図をもって作ったデッキではないが相手にこちらの手札を読ませないのは重要であるので、念のため。)

流石に目視した側とそうでない側で得られる情報アドバンテージには天と地ほどに差はあるが、こういった側面もあるよ、という事を知っていただければ幸いである。
なので紳士淑女の皆さんは初手《思考囲い》を打たれてもゲンナリせずに相手の手札を予想してみよう!

まとめ

  • 黒最強の呪文(諸説あり)

  • クロックとの優先順位をつけよう

  • 使われても前向きに考えよう!

アリーナみたいなマスピイラストで通常枠が欲しい

それでは良いゾンビライフを!
次回は《腐敗した再会》の予定です。

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