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私に自信が無い理由(帰国まで81日)

リップ赤いね!

休憩終わりにバイトの男の子から声をかけられた
口紅を塗り直したことに気づいてくれたのだ

そこで私はこう言った

え?変…?????


男の子は慌てたように
違う違う!いい意味だよ!
気づいたから言っただけ!

と言ってくれた

何故。
私は変だと思ったのか
何故。
赤いと言う事実を言ったことに対し
不安になっているのか


それは私の生きてきた過去が
そういうものだったからだ。


小学生の頃を思い出すと、自信に満ち溢れていた
運動もできて、賢くて、なんでも出来るスーパー人間だと思い込んでいた。
それで良かった。
いつの間に、その自信はねじれ、壊れ、卑下するまでになった。
他人と比べるということを強要される社会に
出てしまったからだ。

自分の顔を見て、小さい時は
私、かわいい
と思っていたことがある

今でも、私は別にブスではないと、思われる。

しかし、今はどうしても
自分を可愛いと思えないのだ。
自信が無さすぎて、友達にはげましてー
と言って、褒めてもらったりするのだが
それに嘘は無いと分かるのだが、、

やっぱりダメなのだ。
どうしたら自分を好きになれるのか。

そう考えているうちに気づいてしまった。
違う。
もしかして、私がクソなのかもしれない。
私が最低だったのかもしれない。


誰かと比べて
私はかわいい
私は出来る
私は賢い

そう心のどこかで思っているから

誰かと比べて
私はかわいくない
私は出来ない
私は馬鹿だ

そうなっているのではないか。

ああ、分かってしまった。


もし、誰かが誰かを可愛いと褒めたとして
共感できなかったとしよう。

あれで?かわいい???

そう思う心がどこかにあるから
自分への理想がどんどん膨れ上がっているのだ。


そして、可愛くないと思ってしまったからには、私は可愛くなくてはいけない
上のレベルにいなければならない。
だけど、そう言えるほど、可愛くない


ああ。これか。
答えはこれだ。
最低だ。

だから他人の事も上手く褒められないのか。

人にはいい所と悪い所があるのに
悪い所ばかり見て
それでその人を嫌いになって
避けて逃げてイライラして
そればかりしている

話したら解決するかもしれないのに

心が、自分が、
傷つくことを恐れて
私はいつも逃げてしまう

この性格を変えたいのか
変えたくないのか
幸せになりたいのか
なりたくないのか
自信は持った方がいいのか
無くていいのか


考えたところで答えは出ない

うん。いや、答えなんて見つけなくてい

無理して心に背くと
私は壊れてしまいそうなのだ
いつも落ちるか落ちないか、
そのギリギリの部分を歩いているのだ


こういうものは
変わろうと思って変われるものではない
周りの環境によって、いつの間にか変わってしまうものなのだ

だから、いい。
私は私でいい。

分かってる


分かってる

この矛盾も
この考え方も
別の考え方も
考えない方が楽なことも
何もかも
分かってる
分かったつもりでいる


ただただ、消化できないまま
この気持ちと考えが
胃袋の中でふくらんで
いつしか破裂してしまうのではいかと
常々思ってしまうだけである

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