【エジプト旅行】客引きについて行った話
エジプトではどこに行っても客引きがしつこい。
空港を出ればタクシードライバーが何人も声を掛けてくるし、街を歩いていて話しかけてくる人について行けば大抵良い思いをすることはない。
今回、トランジットで立ち寄ったカイロとギザでの6時間の滞在でも不本意ながらいろんなパターンの客引きを見ることができた。
その①:店に連れて行くパターン
最初の声掛けは忘れたが、どこに行こうとしてるの?とか日本人?とかそんな感じだったと思う。
この客引きに話し掛けられたとき、ナイル川の水上バスの乗り場を探していた。
そのことを話すと、今日は選挙があって警備が厳しいから水上バスは休みだ、ほらそこにもあそこにも警官がいるでしょ?とか言って、歩きながらいろいろ話していた。
そのうち、週1で今日だけ開いている特別なバザールがあるから来ないか、などと言い出してどんどん歩いていって、ほらあそこだよと指差した先はバザールらしからぬ雰囲気。(人が全然居ない)
結局そこはバザールでもなんでもなくて、パピルスや香水を売るお土産屋だった。
その②:遊覧ボートに乗せようとするパターン
連れ込まれたお土産屋の人がパピルスを売りつけてくるのを断っていたら、別の客引きに連れられて新しい客が入ってきた。
いいタイミングなので店を出たら、その新たな客引きが話し掛けてきた。
その客引きに(あろうことか)水上バスの乗り場を聞いたところ、連れて行かれたのは観光用の遊覧ボートだった。
観光用ボートには興味がなかったので、断って立ち去った。
その③:馬に乗せようとするパターン
観光用ボートから立ち去った後、水上バスは諦めてギザのピラミッドに向かうことにした。(さっきまではカイロ市内での話)
ギザ行きのバスを探して乗り、しばらく経ったところでひとりの人が乗り込んできた。
その人はバス料金を払っていなかったので気になっていたところ、話し掛けてきた。(ちなみにそのバスの運賃は20エジプトポンド=100円くらいで、今回エジプトで乗ったバスのなかで1番高かった)
話しているとピラミッドまで案内してくれる流れになり、その人と一緒にバスを降りて、別のハイエースタイプのバスに移った(このバスは格安で、運賃2.5エジプトポンド=12.5円くらい)。
その運賃はその人が払ってくれて、バスを降りていろいろ話しながら歩いていくと、馬やロバ、ラクダが多いエリアに入っていった。
結局辿り着いたのは馬でピラミッドを案内する人のところで、30分40ドルでどうだ?と言われたが興味がなかったので断って立ち去った。(ちなみに去り際に20ドルに値下がりしていた)
エジプトの客引きには幾つか共通するスタイルがあるようで、
我々はブラザーだ、と言う。
目的の場所まで連れて行ったら直ぐにどっかに行ってしまう。(次のターゲットを探す?)
朝の時間帯なら、警備や病院の仕事で夜勤明けで(信用できそうな仕事を言う?)、これから家に帰るところだから同じ方向だし案内するよ、とか言う。
客引きについて行くとトラブルになることもあるかもしれないので、気を付けたほうがいいかもしれない。
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