男子には塩対応で有名な幼馴染と従姉は僕にだけデレデレです
小坂菜緒&久保史緒里中編
菜緒:...
史緒里:...
○○:あのぉ...
菜緒:何!
史緒里:ちょっと今私に話しかけたんだよ!
菜緒:え?うちやろ!
史緒里:私!
○○:2人ともなんだけど...
菜緒:もぉ〜○○は優しすぎんねん
史緒里:ホントだよ...
菜緒:でもそこがええわ〜
史緒里:この優しさにキュンキュンするっ!
○○:2人とも大丈夫?
不安になった僕は2人のおでこに手を当てる
ピタッ
菜緒:はっ!○○の手が...///
史緒里:○○の綺麗な指がっ...///
○○:何言ってんのさ
菜緒:そのまま接着剤でつけてもええか?
史緒里:ダメダメ...私なんかに触っちゃ汚れちゃうよ!
○○:2人とも間違ってるよ...
菜緒:○○はかっこええなぁ///
史緒里:好きっ...いや、大好き///
○○:ったく...もう学校着くよ
菜緒:はっ!?
史緒里:切り替えなきゃ!
○○:ったく...いつまで塩対応続けるわけ?
菜緒:いつまでってそりゃ
史緒里:卒業するまで
○○:なんでさ
菜緒:○○以外の男が近寄って来やんようにしてるに決まってるやん
史緒里:塩対応=高嶺の花=話しかけずらい=寄ってこないでしょ?
○○:誰から教わったんだよそれ...
史緒里:美月
○○:あの野郎...
菜緒:まぁええねん菜緒は○○しか見てないから
史緒里:その言い方ズルくない?
○○:はいはい教室行こうね〜
菜緒:何でうちらが○○と違うクラスやねん...
史緒里:おかしいよね...こんなに愛してるのに
○○:ありがたいけどやめてくれ...笑
菜緒:今の聞いた?
史緒里:ありがたいだって!私たちの愛届いてるよ!
○○:ほら行った行った
菜緒:もぉ照れやんでええで!笑
パシッ
史緒里:もぉ〜結婚しようだなんて〜まだ早いよぉ〜笑
○○:何だこれ...
〜○○のクラス〜
美月:おっは〜
○○:うぃ
美月:またあの2人と来たの?笑
○○:そりゃそうなるでしょ
美月:良いね〜両手に花で
○○:美月が変なこと吹き込むからあの2人変なことしてるんだけど
美月:いいじゃん塩対応ぐらい
○○:あの2人彼氏できねぇじゃねぇか
美月:○○がいるじゃん
○○:いやいや...
美月:何よ
○○:荷が重い
美月:じゃあ私にする?
○○:それはやめとくわ
美月:うわぁ...失礼な奴...2人から愛想尽かされたら良いのに
○○:生憎美月のせいでそれは無さそうだわ笑
美月:しまった...
○○:マジで何考えてんだよ笑
美月:でもあの2人仲良いの?
○○:え?普通じゃない?
美月:だって菜緒は幼馴染で史緒里は従姉でしょ?
○○:従姉に姉って漢字入るけど同級生だからね〜何か変な感じ笑
美月:○○的にはどっちと仲良いの?
○○:それはどっちもじゃない?
美月:その答え方...まさか...
○○:そこまで察したならそっとしておいてください...
美月:○○も大変だねぇ〜
美月の察しが良くて助かる...
○○:あ、一限の教科書忘れた...
美月:隣に借りに行かないと
○○:だね
美月:で、どっちに借りるの?笑
○○:面白がるなよ笑
美月:だって気になるじゃん
○○:どっちからも借りない
美月:それが編み出したテクニックってやつですか
○○:うっさいわ笑
美月:ま、正解か
○○:どっちかから借りると私の愛はどうなるんやって言われるし
美月:まぁそうだろうね
○○:そゆこと
美月:じゃあ誰に借りるの?
○○:美玖
美月:んーそれもまずい気がするなぁ
○○:もう向こうの教室行く時点で終わり
美月:じゃあ私が行ってあげようか?笑
○○:え?いいの?
美月:1000円
○○:一瞬でも優しいと思った俺が馬鹿だった
美月のせいで淡い期待をしてしまったが結局自分で行くことにした。
隣の教室
ガラガラ
△△:よっ!
○○:うす
△△:何の用?
○○:古典の教科書借りに来た
△△:いる?
○○:お前のは要らねぇ
△△:あっそ...約2名元気になってるけど
○○:俺が自分の所に教科書借りに来たと思ってるからだよ...
△△:んでどっちから借りるの
○○:美玖から借りる
△△:殺されるんじゃねぇの?
○○:大丈夫...なはず...それに美玖の方がちゃんとやってそうだし
△△:それは否めねぇな
○○:んじゃ
○○は美玖の方へ足を進める
美玖:○○くん?
○○:美玖悪いんだけど古典の教科書借りてもいい?
美玖:うん!いいよ!
○○:さんきゅー
菜緒:ちょっと○○!どういうことやねん!
○○:へ?
史緒里:何で私から教科書借りてくれないの?
○○:何言ってんの?
菜緒:そっか...菜緒と同じ教科書使うのが恥ずかしいんや...ちゃんと1人の女性として見てくれて嬉しいなぁ///
史緒里:私だって○○に貸す時緊張しちゃうから気を使って私から借りなかったんだよ...ほんとに優しいんだから...///
美玖:2人とも発想が...
○○:ほんとイカれてる
史緒里:もぉ〜照れちゃう///
菜緒:そんなに褒めんでもええねんで?
△△:褒めてはないでしょ笑
史緒里:はぁ?褒めてるでしょ
菜緒:何や文句あんの?
△△:無いです
○○:まぁまぁその辺で...
菜緒:○○優しすぎるで...菜緒が怪我しやんように...///
史緒里:○○優しいね...△△くんが菜緒に怪我させられる前に止めてあげて...
菜緒:はぁ?人のこと何やと思ってんの?
△△:俺は弱くねぇ...
史緒里:あっそ
△△:えぇ...
○○:2人ともやめとけ
菜緒:まぁ○○が言うなら///
史緒里:別に怒ってないし...///
菜緒:怒ってたやろ笑
史緒里:うっさいわね
菜緒:従姉やからって調子乗らんとってや
史緒里:いいもんお正月も集まりで会えるし
菜緒:なら菜緒は初詣行くし!
史緒里:年越しの瞬間も一緒のコタツだもんね
菜緒:きぃ〜!何で史緒里が○○の従姉やねん!
史緒里:日頃の行い
菜緒:許さへん...幼馴染と結婚が鉄板やろ
○○:結婚!?
史緒里:ウエディングドレスか...///
菜緒:○○と誓のキス...///
このまま白熱した2人は一限が始まるまで妄想を膨らませては頬を赤くしていたらしい。
〜Fin〜
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