見出し画像

ユーザー&クリエイター視点から見るハイパーカジュアルゲーム【Voodooゲームを100以上遊んだ結論】

はじめに

初めまして、とくいです。普段は、大学生をしています。(もう卒業ですが・・)趣味はカードゲーム。やる気があるときはゲーム開発をしています。
今回はとある課題で、Voodooというゲーム会社のハイパーカジュアルゲームを100以上プレイしたので、その成果と自分なりの気づきを記事にしたいと思います。初投稿なので、拙い文章であることをご了承ください。

ハイパーカジュアルの概要

ーハイパーカジュアルゲームとは?

ものすごくざっくり言うと、「誰でもスマホで簡単にできる、とてもシンプルなカジュアルゲーム。お金は基本取らないけど、ゲームの途中でめっちゃ広告挟みます!」こんな感じでしょうか。詳しくはWikipediaなどを参考にしてみてください。

ー収益化、ビジネスモデル

前述した通り、基本広告により収益を得ます。その結果1ダウンロードいくらといった形で、広告収益が会社に入るようになります。また、集客も広告で行なっているので、それを差し引いた分が利益になります。以前、プレゼン用に作った画像があるので、それを貼り付けておきます。

ーVoodooとは?

ハイパーカジュアルゲームを作っているゲーム会社の中で、世界で最も有名な会社です。ゲームリリース数は、200以上。ゲーム関係アプリの総ダウンロード数は、なんと60億回超えです。みなさんも、YouTubeの広告やストアランキング上位に上がっているのを見て、知っていたり、プレイしていることがあるかもしれないですね。

Voodooの人気ゲーム3選

ーHelix Jump

調べたら圧倒的ナンバーワンのダウンロード数でした。内容は、バウンドしているボールを、どんどん下の段に落としていくゲームです。メインの色とは違う色の部分を踏んでしまうと、ゲームオーバー。ボールを連続して隙間に落とせると、一気に進むことができるので、爽快感があってよかったです。

ーHole.io

個人的にVoodooのゲームの中で1、2を争う面白さでした。内容は、フィールド上にある、物体(人間、電柱、車、ビルなど)をどんどん飲みこんでいって、穴(ホール)を大きくしていくゲームです。対戦要素があって、より大きい穴にできたらプレイヤーが勝ちです。あらゆるものを吸い込める無限の穴という発想が良いですね!

ーaquapark.io


一時期広告でたくさん見た記憶があるゲームです(^_^;)内容は、ウォータースライダーを滑っていくゲームです。スライダーからは、左右どちらかにジャンプすることができ、下のコースにショートカットして飛び移ることができます。最終的にタイム・スコア・順位が出ます。簡単そうなのですが、油断するとすぐにジャンプ中落ちるので、結構やり込めるかもしれないです。


気づき(ユーザー目線・クリエイター目線)

ーユーザー目線

率直に言うと、「面白いし、手軽にできて嬉しい!でも広告がやっぱり鬱陶しい笑」といった感じでしょうか。ゲーム自体はシンプルであるものの、ユーザーを楽しませるだけのクオリティがあり、ハマるだけの価値もあると思います。ただ、それだけに広告が長いのが、勿体無いですね。一応、数百円払うと、広告を消すこともできるのですが、それをやるほどでもなかったので、しませんでした。1ステージの中に、2回も広告が入ったときは、危うくスマホをぶん投げるところでした笑 
こればっかりはゲームを運営する上で仕方ないのですが、もうちょっと広告の頻度を減らしてくれると嬉しいと思う今日この頃です。

ークリエイター目線

ハイパーカジュアルゲームは「誰でも簡単にプレイできる」という特徴がありますが、つまり「言語や年齢で、人を選ばない」ということでもあります。100以上のVoodooのゲームをプレイした中で、チュートリアルがあったゲームはほとんどなかったです。言葉による説明はなく、ゲームの誘導がスムーズで、ゲームプレイの中で遊び方が直感的に分かるようになっています。

右から、スタート直後の画像。敵を弾き飛ばす画像。スライダーからジャンプした時の画像。

例えば、aquapark.ioは、スライダーを滑っている状態からゲームが開始します。よって、プレイヤーはスライダーを下まで滑り降りていくことがゲームの進行であることを理解できます。そして、左右にプレイヤーを動かせることで、敵プレイヤーを弾き飛ばせることと、スライダーからジャンプできることを認識できます。スライダーからジャンプした後も、操作が可能なため、地面に落ちないように下のコースに降りることに、意識を向けることができます。仮にGame overになってしまっても、すぐに再度挑戦可能なため、失敗した操作を修正することができます。
このように、チュートリアルを行わなくても、ゲーム性を理解できるようになっていることに気づきました。

また、ゲーム性やグラフィックを使い回していることが多いことも分かりました。同じ会社なので、当然といえば当然なのですが、棒人間を使ったゲームが多かったり、ほとんど同じようなゲームもありました。参考までに、とても似ていると感じたゲームを二つ並べておきます。

「Baseball Boy!」と「Soccer Kick 」の比較。

https://apps.apple.com/jp/app/soccer-kick/id1390992134

ただこれは、ネガティブな発見ではなく、個人でゲームを作る際は積極的に見習うべき点だと思います。同じデザインを使い回すときは、ゲーム性を変え、ゲーム性が同じ時は、デザインを変えれば良いのです。個人開発では、できるだけ不要な作業量を減らしたいので、使い回せるものは使いまわしたいですね。

結論(どう向き合うか)

Voodooのゲームは手軽に楽しめて、面白いものが多いです。まずは面白そうなゲームを試して、スマホの容量が圧迫したらアンインストールでいいと思います。もう一度やってみたかったら、再ダウンロードすれば良いのです。広告は鬱陶しいですが、よほど気に入ったものでもなければ、広告を消すための有料化はオススメしないです。
Voodooに興味がある方はもちろん、僕のような開発初心者の方や、ミニゲームを作っている方は、参考にできる部分があるので、何個か遊んでみても良いかもです。それでは、良いVoodooライフを。

おまけ『個人的に面白かったゲーム達』




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?