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マンションの大規模修繕

マンションの大規模修繕って何するの?

近年、古くなったマンションの大規模修繕について、ニュースなどでも以前に増して見かけるようになった。大規模修繕とは、どんな規模で、何を修繕するのだろうか?

マンション大規模修繕とは、一般的には、建物全体を大きな工事費をかけてメンテナンスすることを指す。特に、建物本体など、共用部分の大がかりな修繕として、外壁の補修や屋上の防水、配管の取り換えなどを行うことが多い。共用部分については、以前に『マンションの管理』で書いているので、未読の方はご覧いただきたい。

大規模修繕ってどうやるの?

では、大規模修繕とは、どのようにやるのだろうか。大規模修繕をするには、まず、計画を立てなければならない。
だれが計画を立てるのか。
それは、マンション管理組合である。どのように費用を捻出するのか、どの工事を、どの業者に、いつ発注するのか。これらを、住民の総意をはかりながら、計画を立て、実行し、工事の実行を管理しなければならないのである。

費用と工事期間はどのくらいかかる?

国土交通省が平成3年に行ったマンション大規模修繕工事に関する実態調査によると、費用は1戸あたり100万円程度、工事期間は1年半から2年かかるケースが最も多い。
そして、注目すべきは修繕周期である。平均で、1回目の大規模修繕が15.6年、その後、平均14年で2回目の修繕が行われており、3回目は12.9年と、徐々に周期が短くなっていくのだ。
まとめると、平均で15年に1度、100万円をかけて修繕をすることになる。つまり、積み立てるのであれば、1住戸あたり年間10万円ほどが必要になる計算だ。

条件を満たせば補助金がもらえるかも

令和5年度の事業計画では、国土交通省が示す基準に該当すれば、工事費の1/3を上限として、1戸あたり最大100万円の補助金がもらえる可能性がある。しかし、補助金の予算には限りがあるため、申請のタイミングも重要になってくる。
そして、補助金の事業がいつまで行われるかも確証が無い。できれば、補助金を使って、出費をできるだけ抑えたいところである。

計画が大事

これまで何度もお伝えしてきたように、マンション管理で難しいところは、所有者の意見を総会で取りまとめる必要があるところである。これには、かなり時間がかかる。
もし、あなたが所有しているマンションに大規模修繕計画がまだないのだとしたら、早急に計画を立てる必要があるということをおわかりいただけただろうか。

この記事は、辻監修の元、YoshikoGPTにて作成しました。

マンションeコネクト株式会社

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