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【合格者が教える】航空管制官採用試験の併願

こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。
過去に航空管制官採用試験を受験し、独学で8割以上の高得点を獲得し、最終合格した「やっぴー」です。

本記事では、私が航空管制官採用試験を受験した際の併願についてご紹介したいと思います。

ちなみに、航空管制官採用試験(1次試験)の勉強法についてはこちらで解説しているので、よろしければご覧ください!


1.併願の重要性

航空管制官を目指す方にとって、併願は重要なのでしょうか。
その答えは、「人による」です。
例えば、「何が何でも航空管制官になりたい!」という方にとっては、併願の重要性は高くないと思います。
逆に、「航空管制官になりたいけれど、最悪ほかの仕事でも良いかな」という方にとっては、併願の重要性は高いと思います。

併願の重要性は人それぞれですが、面接練習のためにも、最低1つは併願をするべきです。
航空管制官採用試験の2次試験では面接が課されます。
初めての面接が航空管制官の面接だと、緊張して上手く話せない可能性もあります。
そのため、面接練習を兼ねて併願は受けるようにしましょう。

2.公務員との併願

航空管制官採用試験は一般的な公務員の基礎能力に加え、独自の適性検査・英語試験があります。
一方、国家総合職や国家一般職、都道府県庁では基礎能力の他に、行政・法律・経済などの専門科目や論文が課されます。

このように、航空管制官採用試験と国家総合職・国家一般職・都道府県庁では科目が大きく異なることが分かります。
そのため、航空管制官とこれらの試験の併願はあまりお勧めしません。
併願は不可能ではないと思いますが、「二兎を追う者は一兎をも得ず」という諺があることからも、かなりの覚悟が必要だと思います。

私のお勧めは、基礎能力・SPIだけで受験することのできる試験との併願です。
政令指定都市は専門試験が必要な場合が多いですが、地方の市役所は基礎能力やSPIだけで受験することができることが多いです。

地方公務員の基礎能力は航空管制官採用試験で課される基礎能力よりも簡単なので、航空管制官採用試験の勉強をしている方なら、特別な対策をせずに合格することができます。
また、SPIも航空管制官採用試験の基礎能力の「文章理解」「判断推理」「数的推理」「資料解釈」「空間把握」と類似しているので、特別な対策は不要です。
しかし、SPIは少し傾向が異なるので、少しはSPIの対策をしたほうが良いと思います。私はSPIのテキストを15~20時間程度取り組みました。

また、都道府県庁でも近年、SPIだけで受験できる自治体も増えてきたようなので、そのような自治体を受験するのも良い作戦だと思います。

3.民間企業との併願

民間企業の就活は、「説明会」→「エントリーシート」→「webテスト・性格検査」→「面接(複数回)」→「内定」という流れが一般的です。

このように、民間就活はかなり時間がかかることが分かります。
特にエントリーシートは自己PRや志望動機、ガクチカなど書くべきことがかなり多いです(私は慣れるまで1枚のエントリーシートを書くのに5時間ほどかかった記憶があります)。
また、面接まで進んだとしても、2次面接や最終面接で落とされるリスクもあります。

航空管制官を目指す方は1次試験のための勉強の優先順位が高いため、効率よく民間就活を進める必要があります。
効率よく併願するために、私は2つのことを意識していました。

1つ目は、「逆求人サイトを使うこと」です。逆求人サイトからスカウトが来た企業を受けることで、内定率を高めることができます。
一説によると、逆求人サイトから応募した場合、内定率は2倍になるそうです。
2つ目は、「大手企業は受けないこと」です。ご存じの通り、大手企業は非常に倍率が高く、内定のハードルが高いです。また、大手企業には「民間就活ガチ勢」が応募してくるため、そのような人たちと張り合うことは不可能です。
以上の理由より、大手企業は受けないほうが良いでしょう。

4.まとめ

航空管制官を目指す方は、公務員・民間企業ともに「効率よく」併願する必要があります。
どうすれば短時間で併願できるのかを考えながら併願することで、航空管制官のための試験勉強の時間を確保することができます。
結果として、航空管制官の合格も近づきます!


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