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春一番 といえば キャンディーズでしょ?という話【KOZUKA 513 shop paper vol47 2023/03】

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関東では3月1日の夜半に 春一番が吹いたと発表された
夜中に観測されたというのが少々肩透かしなのだけれど
観測されない年もあるそうだから まずは めでたしめでたしなのだろう
なんとはなしに順調に春になってきているように感じて嬉しい
春一番の定義というのをテレビでやっていた
「立春から春分までに 広い範囲で初めて吹く (やや)強い南寄りの風」なのだそうだ
もともとは長崎壱岐島の漁師たちが使っていた名前・概念だという
なるほど 漁師にとって天候は生き死にに関わるものなぁ
春二番 春三番 などというものもあるらしい 今年あるのかなないのかな
 
春一番と言えば やっぱりキャンディーズ
なのだけれど 実際の『春一番』より『微笑みがえし』の方がすぐに口をついて出てくる

 春一番が 掃除したてのサッシの窓に ほこりの渦を躍らせてます
 机本棚 運び出された荷物のあとは 畳の色がそこだけ若いわ
               (阿木曜子 作曲 樋口雄右 作詞)

キャンディーズ最後の楽曲であり 引退コンサートでマイクを置くシーンがよみがえるし
歌詞の中に数々のヒット曲のタイトルやフレーズが出てくるのもまたたまらない
その時代を生きた「オトナ」にとって『春一番』はどこかしら特別なのだ
歌詞の内容は「若いカップルの前向きな別れの歌」なのだそうだけれど
そんなことよりも 人生の一つのステージが終わって次に向かって歩き出す
そんな明るいイメージを不思議と感じる歌なのだ
 
さて いよいよ春です
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