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開業して2回目のお正月2021年1月、世の中は相変わらず新型コロナ禍中だった 区切りの第20号 【KOZUKA 513 shop paper vol20 2021/1】

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令和3年 2021年が始まった 六十干支では辛丑(かのと うし)の年
 
ひとつ前の辛丑 60年前の1961年は
横浜マリンタワーが開業しNHK朝の連続テレビ小説がスタートした
プロ野球日本シリーズでは巨人が6年ぶりに優勝 大相撲は柏戸・大鵬が横綱同時昇進
まさしく「巨人・大鵬・玉子焼き」の時代の幕開けだった
世界を見渡せば
アメリカではJ・F・ケネディが大統領就任
4月に旧ソビエト連邦が人類初の有人衛星を打ち上げ地球一周に成功したと思えば
そのすぐ後にはアメリカが合衆国初の有人宇宙飛行を実現した
東ドイツ(当時)が東西ベルリンの境界を封鎖し「ベルリンの壁」を建設し
その壁は1989年に崩壊するまで続く 東西冷戦の真っただ中だったのだ
 
それから半世紀余
1971年にはアポロ14号が月面着陸
1981年はエイズが発見された年
1991年はソビエト連邦崩壊
20年前の2001年には 「9.11」アメリカ同時多発テロ
10年前の2011年には 「3.11」東日本大震災が起きている
 
2021年からは(正確には2020年12月22日以降)「風の時代」らしい
「個性・コミュニケーション・個人」の時代なのだという
西洋占星術とかホロスコープの世界はよくわからないけれど
それでも 良い方向に舵が切れる節目であるならばよいなと 心から思う
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改めて見てみると、ここ数十年のXXX1年って、なにかしら大きな出来事が起こる年であったように見える。まぁ、出来事の取り上げ方、並べ方がそう印象付けているということなのだろうけど。

2001年のアメリカ同時多発テロは、ウラジオストクから日本に向かう客船の中のテレビで見た。ほとんどの旅客が寝静まっている深夜の時間帯。何となく眠れずに船室のテレビを見ていたら、ビルが崩壊する様子が画面に映っていた。日本語の字幕もなく、英語にも疎いから、
「なんて悪趣味な映画を、こんな夜更けに・・・」
と、テレビを消して寝たのだった。それがフィクションではない本当の出来事だったということを知ったのは、翌日日本に帰り着いて家のテレビをつけてからだった。

2011年の3・11は、東京・品川の勤め先の学校で。
その頃、超多忙な仕事に追われ、たぶん少し心を病んでいた自分は、
「こんな世界なんて、明日にでも壊れてしまえばいいのに」とひそかに願っていた。そこにあの震災。大震災に見舞われたその時は、子どもを守ること、子どもを無事に家庭に返した後はなんとか今日・明日を生き延びることに必死だったけれど、落ち着いてきた頃に思った。自分があんなことを願わなければ、この震災は起きずに済んだのだろうか、と。


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