23/24シーズンのSSCナポリ

こんにちは。
鴨井奨平です。

遅ればせながら、2023/24シーズンのSSCナポリを振り返ろうと思います。
ちなみに私はマウリツィオ・サッリ監督時代からのサポーターです。23/24シーズンのナポリは私が今まで見てきた中で「最弱」だったと思います。

とにかく弱かったですね。
戦術云々よりもまず選手に魂を感じなかった。だから試合を観てても全然面白くない(魂がこもっていれば負け試合でも面白いです。もちろん勝つほうが良いけど)。
局面局面において違いを生み出せる選手がポリターノとオシメンくらいでした(23/24シーズンのクヴァラツへリアは“魔法”が解けてしまっていたように感じます)。決定機を逸するシーン、単純なミスから失点するシーンが多く、選手のポテンシャルがまったく発揮されていませんでした。
そして戦術もほとんどうかがい知ることができなかった。これは相次ぐ監督交代の影響により戦術をチームに落とし込むことができなかったことが大きく影響しているとは思いますが、それにしたって選手たちがただボールを蹴っているだけのようにも見えました。
また、新戦力がまったくハマらなかったのも痛かったですね。23/24シーズンのスタメンはその前季とほとんど顔ぶれが変わりませんでした。特にキム・ミンジェの後任をしっかりと務められる強力なセンターバックを獲得することができなかったのがつらかったです。それによって守備が壊滅的だったのみならず、DFラインを押し上げてコンパクトな陣形を作ることもできなくなっていたから攻撃も停滞してしまいました(クリバリとキムってやっぱり偉大だったんですね)。あと、なんやかんや、エルマスが冬に退団してしまったのも結果的に痛かった気がしますね。移籍先のライプツィヒではスタメン出場は2試合のみのようですし、彼個人にとってもこの移籍はあまり良いものではなかったのかもしれません、あくまで結果論ですが。

言い出したらキリがないので文句はこのへんで止しておきますが、23/24シーズン、とりわけ終盤戦のナポリはとことん弱かった。2月以降はほとんど勝てなかったし。
来季は本当にどうなるんですかね。インシーニェ、メルテンス、クリバリ、ファビアン、オスピナが同時に退団したときより絶望感が大きいです。
来季に向けてアントニオ・コンテさんが監督に就任しましたが、デ・ラウレンティス会長とうまくやっていけるのかな?
まぁ、今季10位でフィニッシュしたチームに、タイトルを何度も獲得してきた名監督がやって来てくれたことにそもそも感謝ですね。
コンテさん、マジで頼みます……!

今回はこのへんで筆を擱きます。
Forza Napoli Sempre!

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