さかえ

日々思ふことについて書きます。漫画、音楽、本、映像作品等についても。

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最近の記事

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はじめまして。

このノートは、基本的にテーマを設定しないで好きなことを適当に書くために使います。 日記のように機能することもあるかもしれません。事情はこの後お話しますが、最近人と会って話す機会が極端に少ないもので、時々溢れ出す思考のやり場に困ることがあるのです。それに伴って感情が荒れ狂うこともあり、何もしないのでは始末におえません。 以前、ある特定のテーマでブログをやっていたことがありました。書く側から見たブログの良さは、最低限人様に見られても平気な状態にまで己の思考を言語化することで、

    • 20代中盤、結婚にザワつく

      今から一年前、新卒での就職から程なくして、 人生に急展開が起きました。 今の恋人ができたことです。 相手から告白されて、付き合い始めました。 当時の自分としては、4月に出会ったばかりの相手に対し、 好感や人としての興味は抱いており、 「今後もっと仲良くなりたい」ぐらいには思っていたものの、 まだ恋愛感情には遠い認識でした。 告白された際も、意外ではありつつも、 「試しに付き合うのもいいな」と思ったので承諾しました。 そして、社会人2年目に入った今、 一年後に結婚する前提で

      • 再開

        長らく更新していませんでしたが、これからまた、 何か思ついた時に色々と書いてみようと思います。 更新していなかった理由は、色々あります。 まずは私が大学院を修了し、新卒として入社したこと。 そこからすでに、一年が経ちました。 さすがに社会人生活にも慣れてきて、いろんなことを顧みたり記したりする時間が取れそうです。 この一年、いろんなことがありました。 考え方も、生活そのものも、その前までとは大きく変わりました。 今となっては、そんなあれこれが、 未だ書かれていないテーマと

        • どうしたコロナ

          コロナりました。 職場で軽いクラスターが起きて、その流れに飲まれた形です。 今まで感染経験ゼロで通っていました。2023年の今となってはもはやレアな人間でしたので、そのステータスを失うことになって若干残念です。まあ別に何の得にもならなかったけど。 同僚は皆苦しんでいます。味覚が消えたとか、寒さと暑さが同時に押し寄せるとか、声が全く出ないとか。一週間近く熱が下がらない人も珍しくありません。 え、なんで他人事なのかって。 だって結構元気なんですもん。 いえ、無症状ではあり

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        はじめまして。

          大学院生やってみた感想

          先日、修士論文を出し終わりました。 現在は卒業までアルバイトに勤しむ日々です。口頭試問は残っていますが、それを終えて、かつ単位の計算を間違っていなければ、晴れて修了となります。 寂しい気持ちはもちろんありますが、総合してみればどちらかというと晴れやかな心持ちでいます。後ろ髪を引く思いの正体も、大学施設(特に図書館)を使えなくなることとか、休日にしたい日をいつでも休日にできる気楽さを手放すことになるのに対してであって、既に研究や教授陣との縁が切れることへの思いは吹っ切れました

          大学院生やってみた感想

          ランダム金カム(3) 〜梅ちゃん〜

          前回(2)〜カルチャーショックの連続を抱えたまま世界に出ていった〜 ※漫画の最終巻までのネタバレが含まれています 金カムの中で一番好きなキャラクターを聞かれると困ります。みんな素敵すぎて選べるわけがないでしょう。日や時によっても変わるし。でもどうだろう。一周回って杉元が一番好きかも。 筆者にとって誰が一番かなんてのは超どうでもいいことです。とはいえ、もちろん「金カムで好きなキャラクター」と言われて、あの膨大な数の登場人物全員の顔が浮かぶわけではありません。せいぜい10名

          ランダム金カム(3) 〜梅ちゃん〜

          「アンパンマン」を見るたびに思い悩み続けてきたこと

          20年以上、考え続けていることがあります。四半世紀弱しか生きていないひよっこが何を言っているんだと思われるかもしれませんが、実際にそのぐらいの年月ずっと抱え続けてきた疑問です。 アンパンマンの分け与える顔の破片についてです。作画によって結構ブレがありますが、彼が差し出すそれは多くの場合半球に近い形をしています。これが不思議なのです。 アンパンマンの顔は、言ってみれば巨大な球体です。その中から彼が差し出すのは、外側から片手でむしり取った分だけで、顔の体積全体の5%未満なので

          「アンパンマン」を見るたびに思い悩み続けてきたこと

          「線は、僕を描く」感想とかyamaさんとか

          この半年ぐらい、歌手のyamaさんにはまっています。ライブもすでに2回行きました。単純に歌唱力が凄いのとか良い曲が多いのももちろんそうなんですが、声そのものになんともいえない魅力があって、すごく心を掴まれるなぁと思っています。 そのyamaさんが主題歌を担当しているという理由で、先日「線は、僕を描く」という映画を見に行きました。映画館の音響で聞いてみたいと思ったのです。 歌目当てで行ったので、内容については事前情報ほぼなしで、正直そこまで期待もしていませんでした。でも幸い

          「線は、僕を描く」感想とかyamaさんとか

          ランダム金カム(2) 〜カルチャーショックの連続を抱えたまま世界に出ていった〜

          前回(1)はこちら 日本の漫画やアニメが世界的な評価を受けるようになってはや数十年が経った現代。以前にも書きましたが、私は自国のポップカルチャーが海外でどういう風に受け取られているのかということに興味があるので、その事をよくネット上で探ります。ここ数年はコロナ禍の巣篭もり需要もあってか、今までアニメに触れてこなかった層で新たに参入するケースが増えているような印象を受けていたりします。現在放送中のものも含めた新しい作品だけでなく、過去に高い評価を得た有名作も色々と発掘されてい

          ランダム金カム(2) 〜カルチャーショックの連続を抱えたまま世界に出ていった〜

          音楽の話

          音楽の話をするのが苦手だ。 毎日聴いているのに。直感的には、むしろ大好きなのに。音楽の話を振られるたびに憂鬱だ。 なぜか。それは音楽の話題が、どうしても自分という要塞の向こうにいる人との会話になってしまうからだと思う。音楽は世界中の人と人を結ぶと言われているけれど、本当は人との間に壁を作るものでもあると思う。何度試してみても、やはり音楽の話をした後、私は悲しい。悲しみがまた、己の要塞をより高く、強固にしてゆく。 音楽はまず、直感に訴えるものだ。言語化できないエモーション

          音楽の話

          独学の方が語学の読解テキストを安く仕入れる方法

          「語学に万能薬はない」が持論です。 現役の文系大学院生として、今まで必要に駆られたり単なる興味に駆られたりしながら、10以上の言語を学習してきました。その中で、今日に至るまで一度もブレることのなかった確信の一つが、上の一言に詰まっています。 そのため、この記事は誰にとっても等しく効果的な学習方法について述べるものではありません。加えて、当記事は中〜上級レベルの読解テキストをとにかく安く仕入れることにのみ言及しておりますので、その質や正確性については保証しません。まずは以上の

          独学の方が語学の読解テキストを安く仕入れる方法

          名古屋で行くべき場所は

          好きなアーティストのライブに参戦するために、名古屋に来ました。 この辺りには親戚が全くおらず、土地勘が皆無です。でもバスで名古屋駅に到着してから、ライブが始まるまでに4時間ほど時間があります。トヨタの博物館へはかねてより行きたいと思っていたのですが、ちょっと時間がギリギリになってしまうので断念しました。 駅周辺で、どこへ行って時間を潰せばいいだろう。愛知出身の友達や旅行好きの知人に聞いて回ったのですが、揃いも揃って、この質問をした途端に皆歯切れが悪くなるのです。 「う〜ん

          名古屋で行くべき場所は

          ランダム金カム(1) 〜ゴールデンカムイについて書きたいが、 〜

          ゴールデンカムイが好きです。 はまったのはこの一年以内です。アマゾンプライムに登場したのをきっかけにアニメを見始めて、あれよあれよという間に気付いたら漫画を全巻買い揃えていました。恐ろしい作品です。 これについても語りたいことが山ほどあります。いいところも、私自身は批判的に捉えている部分も含めて、全部が好きです。これほど、文化史においても漫画史においてもエンタメという概念そのものにおいても、遺産と言えるような作品はなかなかないのではないでしょうか。 だからこれに関する話

          ランダム金カム(1) 〜ゴールデンカムイについて書きたいが、 〜

          「進撃の巨人」をもはや作品として見れない。

          ※当記事には「進撃の巨人」に関するネタバレが含まれますが、話の根幹に関わるような重大なものはありません。 ネットの掲示板やYoutubeのコメント欄で、英語のスレッドを読むのが好きです。 どうでもいい議論とか、しょーもない応酬が延々と繰り返されている光景が目に入るのをわかっていても、読んでしまいます。 世界言語である英語の議論は、発言の間口が広いので、とにかく色んな人の意見や声が確認できますよね。よく知っているつもりのテーマであっても、自分と全く違う見方をしている人とか、自

          「進撃の巨人」をもはや作品として見れない。

          一般企業就職博士の話の悲哀

          先日、昔の友人に会いました。そこでちょっと、悲しい話を聞いたので書きます。 その人は大学時代の友人で、大学院に進学した私とは異なり、社会人生活もすでに2年目に入っています。政治学・法学系の学術書専門の出版社で勤務しているそうです。 仕事内容は、主に原稿の校閲。誤字脱字チェックはもちろん、参考文献に怪しいものはないか、引用は間違っていないか、注釈に嘘はないかなど、内容を読み込んだ上での最終確認を行っています。 学部卒の友人がこの仕事をする上で大変なのは、膨大な勉強量が要求さ

          一般企業就職博士の話の悲哀

          就活大学院生に「モブサイコ100」が響いた(7、最後。)

          前回(6)、初回(1) 採用面接の後はいつも、あまり精神的に安定しません。 ちょっと喋りすぎたか、話題の選択はあれでよかったか、良い印象を残せたか…などと、あれこれ考えては落とされた時のための心の準備をします。最初の就活での失敗以来、常に最悪の結末を想定した上で動くのが癖になっていました。 第一希望の企業の最終面接後もそうでした。今思えば、話している間の感触は良かったので、別にそこまで落ち込まなくても良かったのですが…。落とされた場合に落ち込む度合いが大きいことが分かっ

          就活大学院生に「モブサイコ100」が響いた(7、最後。)