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【乳がん治療中】⑫オンコタイプDX結果:自分で選択するということ

結果待ちの3週間、毎日毎日悩んで、抗がん剤の副作用についても調べながら過ごした

そしてついにオンコタイプの結果を聞きに
先生のところへ

結果は…前回聞いた病理の通り本当に厳しいものだった

再発スコア…高リスクに分類
9年再発率…約20%

なんでこんなタチの悪いガンなんだろうか。
私、そこまで酷い生活してきた訳ではないのに。
悔やみたくても何に悔やむのかもわからない。

でもこれで抗がん剤を本当に受け入れることを
決意できた。
そう決めたらなるべく時間を置きたくなかった。
『来週あたりから治療を始めたいです』
敢えて急いだ
これは心に決めてきたことだ
時間を置くときっと決心が揺らぎはじめる

乳がんになってから何が1番辛かったかって
例えば結果待ちとか次の治療までの時間とかとにかく明確な先が見えないこと。
その間悩んで悩んで不安に24時間支配されること。
そんな状態だと体調も崩してしまう。
情けないけど私は実際に救急車で運ばれたこともあった。

だからもう予定を無理やりにでも立て、
その敷かれたレールに乗っていこうと。
でもそのレールを敷くと決めるのは自分。
それが私の出した答えであり覚悟だった。

それにあの時あの治療をやっておけば、と
後悔するのだけは嫌だ。
治療に選択肢があるうちにやれることは
やっておきたい。
生きてほしいと願ってくれている家族のためにも。

自分の性格や想いから自分で、私の意思で
抗がん剤治療を選択する。
自分で決めたんだ、ということが私にはすごく重要。

決意した私の気持ちを先生は汲み取ってくれたようだった
『うん、たくさん沢山考えてきたんだね。
頑張りましょう。これからも一緒に考えていきましょう。』
先生は抗がん剤を戸惑う私の背中を押すためにという目的もあってオンコタイプを勧めてくれたのだ、とその時思った。

EC療法×4回
ドセタキセル×4回
計8回、6ヶ月の治療

その後は
経口抗がん剤×1年+ホルモン療法×10年

経口抗がん剤についてはその場では考えることができなかった。
まずは半年やり遂げられたらその後に決めてもいいですか?と言ったら先生はもちろん!と笑顔で答えてくれた。

はぁ来週からスタートだ。時間ないぞ。
大急ぎでウィッグを決めなければ!

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