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【乳がん治療中】⑪病理検査結果:手術で終わりじゃなかった

退院から3週間後、病理検査の結果を
聞きに行った
今後のこともあるから夫にも同席をお願いして
 
結果から言うと、私のガンは非常に
タチの悪い性質のものだった 
ki値もマンモトームで採取した時の倍に↑😢 
 
ショックで頭が真っ白の中、先生からは
再発防止のために
半年の抗がん剤治療、その後
経口抗がん剤+ホルモン療法

の治療提案がなされた。

だがとにかくショックが大きく、動揺しまくりだったためすぐには答えが出せなかった

頭の中を
これからの生活がどうなってしまうのか、
暗い暗い毎日を送ることになるのか、と
マイナスなことだけが瞬時に駆け巡った。
今思えば軽いパニックを起こしていたんだな
 
そんな様子の私を見て、先生が続けた

『オンコタイプDX検査』を受けてみませんか?

私の組織をアメリカで遺伝子レベルで調べ
再発スコアが数値で示される、抗がん剤を受けた場合の有効性までわかるらしい
 
その時はちょうど来月からオンコタイプが
保険適用開始、というタイミング。
開始前の今月まで、書類作製費用のみで検査することができるのでどうかな、と。
 
正直今日の結果を聞く限り、抗がん剤からは
きっと逃げられないと思った。
悲しいかな、顔つき悪いガンだとわかったし。

でも遺伝子レベルで調べてもらった結果が
今後の治療にもきっとプラスになると思ったので
お願いすることにした。 
 
とはいえ再発の確率が数値で示される恐怖も
あった。
だけど、オンコの結果が出る3週間後までに
抗がん剤を受ける覚悟を決めよう、
生きるために通らねばならない道なんだと
自分の中に落とし込もう、
気持ちを整える時間にしよう。
そんな風にも考えた。
 
それにしても噂に聞いていた高額なオンコタイプ検査がたまたま私のお世話になっている病院では
お試し?的にほぼ無料で受けられるだなんて。
いろいろと厳しい状況の中だけどそこはツイていたと思おう〜🙆

遺伝子レベルで組織が解析されることで、今後は
本当に治療がオーダーメイド化する、そんな時代になったんだなー。

治療方針のしっかりとした根拠のひとつでもあるし、患者側もこの数値を考慮した上で選択していくことができる。すごいことなんだな。

さぁ大変なのは手術よりもむしろこれから。
これからの治療について自身で選択する怖さも同時に感じていた。

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