ノートは情報を「捨てる」ためにある

なんだかすごく立派なことが書いてありそうなタイトルだが、これは自分のアイデアではないということを遺憾ながら白状せざるを得ない。

鈴木進介さんの「仕事は1冊のノートで10倍差がつく」という本の中にある一節だ。

この本はノートをうまく使って(分割して)情報を整理していく、そのフォーマットを紹介している本なのだが——いかんせん、読んでから月日が経った現在、この本について覚えているのは、この一節だけである(まさに時間の無駄遣い)。

なんだかんだで、文房具や手書きが好きなので、たくさんノートや手帳を書いてきたのだが、実際のところ、それらを読み返すか?と言われると、全然読み返していない、と言うのが実際のところ。

じゃあ、なんで書いているのかというと、書くことでそれらについて割く思考のリソースを軽減できるから、というのが大きいのではないかと思う。

詰まるところ、冒頭の「ノートは情報を『捨てる』ためにある」という言葉につながるわけだ。

後生大事に今まで書いたノートや手帳を時系列順に本棚に納めて保管しているが、正直、全部なくなってしまってもまったく困らないだろう。

この本の作者は、ノートを書いたら、書いたページをちぎって捨てているそうなのだが、そこまでいかなくても「捨てる」ために書く、ということをもっと意識してもいいのかもしれないと、最近思う。

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