筒香嘉智に勇気をもらったような気がした、ある昼下がり【勢いでボツ原稿を公開してみる】
なんか個人的にしっくりこなくて公開してなかった文章を公開してみようと思う。とっくに旬というか、話題としては遅い話なのだが。
書いてはみたもののしっくりこなかったけど、それはそれとして消してしまうにはもったいない。下書きの肥やしになっているのも、ちょっと邪魔なので。
というわけで、こんな記事を読んだ。
グーグルニュースがおすすめと表示したので、昼休みの暇つぶしとして軽く目を通しただけだ。
でも、なんだか勇気をもらったような気がした。
読んでいて思ったのは、今の筒香はある意味俗人とは別の次元で野球をやっているんだなっていうことだ。
外から見ている一般野球ファンからしたら、「筒香がメジャーに行ったのは失敗だった。日本でやってたほうがよかった。そっちのほうが活躍できたし、結果として金も稼げた」みたいなことを思う。
実際、このままマイナーでやるよりも、今から日本に帰って(できればベイスターズで)野球をしたほうが、待遇もお金もいいだろうとも思う。
マイナーリーグの厳しい環境のなかでも、こんなことが言えるのは本当にすごい。
メジャーであまり通用しなかったことで、日本の野球ファンだったり解説者からはいろいろと言われている。
でもそれは、俗人というか、外からの勝手な意見でしかないんじゃないだろうか、少なくとも筒香本人にとって、外野から言われていることは、そこまで気にならないんじゃないかと勝手に想像してしまう。
メジャーリーグに通用しなかった、という挫折、怪我が続いていて思うようなプレーができない、という困難。
そういったものに直面して、外野からはある種心ない言葉をかけらえて(ということを本人が知っているのかはわからないのだが)、それでもそういったものに対して、ニュートラルな心で「まだまだこれからですよ」と言える姿は本当にカッコいい。
日本時代から見ていて思うのは、筒香はそんなに器用なバッターではないのと同時に、器用な人間ではないんだろうなと思う。
課題に対してパッと考え方だったりやり方を切り替えて課題を解決する、考え方やスタイルを自在に切り替えてその場その場に対応する。そういったことができない。実際にやってみて失敗したりしながら、本当に腹落ちしたことだけようやくできるようになって、それを積み重ねてメジャーリーグに挑戦するような選手にまでなったそんなイメージ。
あくまでイメージなので、実際そうだったかといわれるとあまり自信はない。
ないのだが、そういった姿勢をマイナーリーグで奮闘する筒香から感じることができて、なんだか元気づけられるような気がした。
不器用なら不器用なりに、頑張り方があるんだなってそう思った。僕も不器用なほうなので、自分の本当に腹落ちした感覚を信じてメジャーリーグでの挫折を乗り越えようとしている筒香の姿にすごく勇気づけられた。
実際問題、筒香がこれからメジャーリーグで活躍できるか、といわれると客観的に考えて不可能に近いだろうと思う。
日本時代ですら150km以上の速球への対応を克服することができなかったわけだし、筒香の年齢からしてここから衰えていくことはあっても、成長していくことはあまり考えづらい。
それでも、なんとかもうメジャーリーグで一花咲かせて欲しい。決して通用しなかったわけじゃないという足跡を残して欲しい。そして、その上で日本にベイスターズに帰ってきて、代打の切り札として活躍して幸せに引退して欲しいとそう願っている。筒香本人には余計なお世話だと思うが。
ボツにした理由
なんか上手く文章が決まらなかったから。
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