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「実際の態度とメールの印象が違う場合どちらを信じたらいいのか?」というご相談への回答

本日はココロノマルシェに回答します。
ご相談内容に共感される方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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本日は、「実際の態度とメールの印象が違う場合どちらを信じたらいいのか?」というご相談についてです。

今回は周囲の人の実際の態度とメールの印象が違う場合、どちらを信じたらいいのか?ということを相談させてください。

私の友人は、実際に会うととても気遣いができるし相手のことを考えて発言ができる人間です。友人の発言で一緒にいてしんどくなったり嫌になったりする事がありません。
ですが、メールやLINEなど文章のやり取りになると途端に相手に配慮がないような発言だったり、主観的で自分が言いたいことをとにかく言う感じで何を言ってるのか分からなくなったりすることがあります。
最近は特にその傾向が増してきて、話が噛み合わない、しんどいと感じることが増えてきました。
なので少し距離を置こうかなと考えていたのですが、実際に会うとそんなことはなく普通に話ができてどう判断していいのか分かりません。

他にも仕事関係でやり取りをしている方で、直接会うとすごく朗らかで楽しくお話できる方なのにLINEだと何故か上から目線な文章を送ってくる方がいます。
下心がわかりやすい文章を送ってきたこともあり、やり取りをしているととても不快に感じる事があります。

他にも実際に会った時の態度とメールをした時の印象が悪い意味で違う方が何人もいました。(実際に会った時は良くない印象なのに文章だときちんとしてるという方には会った事がありません)

私は今まで実際にその人に会った時の感覚を信じれば大丈夫、実際に会った時に嫌な感じがしなければ大丈夫だと思っていたのですが、最近もしかして違うのかも??と思うようになってきました。
実際に会った時の感覚と、メールでの言葉遣いや受ける印象。どちらを信じればいいのでしょうか?



ご相談への回答です


takeさん、はじめまして。ご相談ありがとうございます。

意思疎通に大切なコミュニケーション。いろんな手段があり、それぞれの利点や弱点があります。
そもそもコミュニケーションとは、言葉そのもの・内容・言葉遣い(言語)・口調やトーン(聴覚)・表情や目線(視覚)によって構成されています。この構成度合は、メラビアンの法則と言って、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%のウェイトで影響を与えるという心理学上の法則があります。
わたしたちは無意識のうちに、言葉そのものだけでなく、相手の表情や口調など、言葉以外の情報からメッセージを伝達し合っているのです。
それがゆえに、メールやLINEは、その言葉以外の情報が読み取れず、直接会ってコミュニケーションするよりも、送り手側の意図と受け手側の解釈に乖離がみられやすいのです。

ここで、主に文字情報だけのやり取りにおける、メッセージの送り手側・受け手側それぞれの心理をクローズアップしてみましょう。

■送り手側の心理

メールやLINEが苦手、という人が一定数いらっしゃいます。「文字にして気持ちなどを表現するのが苦手」という、いわゆる「筆不精」の方ですと、言語化するだけで精一杯、もしくは読み手側の心情を気にかけすぎて、結果、文章構成がおぼつかないように見受けてしまったり、というようなことがあるかと思います。
また、メールやLINEの内容がそっけないとか、それらの原因が「恥ずかしさだった」ということも考えられます。

メールやLINEだと文字数が限られるため、結局文章がまとまらず、「はい」か「いいえ」で精一杯だったり、要点のみで不愛想に感じられる要因の一つでもあると考えられます。

■受け手側の心理

>他にも実際に会った時の態度とメールをした時の印象が悪い意味で違う方が何人もいました。(実際に会った時は良くない印象なのに文章だときちんとしてるという方には会った事がありません)

例えば先ほどのそっけないLINEの文面。丁寧な文章を書いてくれる時もあるのに、なぜか、不愛想なメッセージが続いたとします。

信頼のフィルターを通して見ている人は、「どうしたのかな?体調でも悪いのかな?」と相手の心配をします。いつも人から嫌われるというフィルターを通して見る人は、「私、何かしたかな?嫌われたかな?」と相手よりも自分に意識が向いています。
信頼している人は信頼できること、嫌われると思っている人は嫌われる証拠集めを無意識にするのが、わたしたちの心のメカニズムです。すべてがそうではないのですが、自分の持っているフィルター(心理学では、「バイアス」といいます)で、解釈の仕方が変わってくるのです。

まずは自分にそんなバイアスがかかっているかも、と、意識してみるのが大切です。
といいますのは、問題は、この「私、何かしたかな?嫌われたのかな?」といったような怖れに気づくまで、人を変え、シチュエーションを変え、繰り返し現れてくるのです。もう、この怖れを手放して!という自分からのメッセージなのです。
自分の中にあるネガティブなフィルターを通して見ている時、私たちは視野が狭くなってしまいます。相手の立場や状況まで想像する余裕がなくなり、自分が傷つかないように守りの体制に入ってしまうのです。
自分の中には、どんな怖れが隠れているか探してみてはいかがでしょうか。

そして、そんなときほど、先ほどご紹介した送り手側の気持ちを感じている可能性があるのでは?と相手に意識を向けてみて、どうしたらお互い快適にコミュニケーションが取れるか、お互いの心地よい方法を見つける方にエネルギーを向けてみてもいいかもしれませんね。

ご相談ありがとうございました☺


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