歯並びは年々悪くなる
歯科に勤め始めてから、これを聞いた時ぎょっとしました。
「歯並び悪くなるってどういうこと?」
「え、今より悪くなるってやばくない?矯正しよ」
とっさに思い立って院長にお願いした思い出があります。笑
歯は常に後ろから前(奥歯から前歯)に力が加わっているようで、少しでも歪みがある状態だと歯はどんどん押されて、並びが変わってくるそうです。
これは人間の生理的現象なのでどうすることもできないようです。
もちろん、
・抜歯後放置(歯を抜いたまま人工歯を入れずに放置している状態)
・虫歯
・歯周病
なども影響はしますが、それは一先ずおいておきましょう。
できること
➀歯列矯正
並びを整えるので、むしろ今よりぐっときれいになります。
しかし生理的現象は免れないので、保定装置は一生つける気持ちでいた方がいいです。(私も矯正終了してから1年半経過していますが、保定装置つけています)
②セラミック矯正
歯を削ってかぶせものをするので、見た目はきれいになります。
かぶせものを連結して(繋げて)作成することもできるのでぱっと見、並びが悪くなっているようには見えません。
が、健康な歯を大きく削るので、歯科に勤めている者としてはお勧めしません!!!!!
③今の歯並びを受け入れて、定期的に歯医者に通う
歯列矯正するのは高すぎるし、歯は削りたくない!という方は、今の歯並び・今後悪化することを受け入れた上で、虫歯・歯周病予防に時間とお金をかけることも選択肢の一つです。
歯列矯正は高いのか?
でも考えてみてください。歯は毎日使っています。
食事・発音・表情を作る・噛みしめることで全身のバランスを保つ(重いものを持つときは、食いしばることで力が入ります)ときなど。
日本人の平均寿命は、男性:81歳 女性:87歳だそうです。
スマホ代より安い可能性も
男女ともに1ヵ月1500円以下ということになりました。
下手したら月々のスマホ代よりも安くなってる、、?
(今は格安スマホがあるので、スマホ代の方が安いかたもいるかもですね)
一時的に大きな出費になりますが、将来の健康を買っていると考えたら安い気もしてきます。
最後に
もちろん、歯列矯正をするにしてもメリット・デメリットはつきものです。
今ご自分が抱えている悩みに対して歯列矯正をするメリットが高ければやる、矯正のデメリットが高ければやらない、という考え方もありですね。
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