本の栞
※ネタバレ含みます
山田宗樹さんの『百年法』。 上下巻に分かれてるけど、飽きさせない書き方で、すぐ読めてしまう。 科学的処置により永遠の命を手に入れた人類。 ただし100年という時限付き。 万人にとっておそらく夢のような話だけれども、人間は欲深い生き物。 もっと生きたいという欲が出てくるので、百年法の施行は予定通りには行かず、、 というところから物語がスタートする。 複数の人の視点から代わる代わる描かれていく。 全てを書くことはせず、読者の想像に任せる部分もあり、それが逆に想像を膨らませる