大学時代、就活できなかったこと

ちくわぶぶさんのこの記事を読んで、私と同じ理由でエントリーシートが書けなくて就活できなかった人が他にもいたことに衝撃を受けた。

そこで、もしかすると他にも同じような人がいるのではないかと思い、私も書いてみることにした。

大昔のことだが、私もものすごく恥ずかしく思っていて、誰にも言えない。

自分のことを考えると自分が崩壊しそうになる感覚、私だけじゃなかったとは。

自分に良いところは何一つないと確信

就活を行うにあたっては、「自己アピール」しなければならない。
しかし、自分には強みなんて何一つないと深く確信して絶望していたので、これはどうしても不可能だった。

自分にできる仕事なんて何一つないと確信

自分は役立たずで取り柄も皆無なので、何も勤まるわけがないと強く確信していた。

就活を始める前からメンタル不調

希死念慮が一番きつかったのは小学生時代。
学生時代にクリスチャンになり、就活時期には希死念慮はなかったと思うが、自分には絶望していた。

恥ずかしくて誰にも相談できなかった

大学は基本的に学生の就活をサポートしないところだったが、就職オリエンテーションというイベントを開催し、学生に適性検査の紙を配っていた。

私も適性検査を受けてみたかったが、自分のような人間が就職オリエンテーションのようなハイレベルな場には近づくこともできないと思ったので、無理だった。

同じ研究室の子に適性検査の紙を頼んでみたが、「自分でもらってきたら」と言われたのは当然のことだったが、恥ずかしくて自分の事情を相談することなど不可能だった。

10年以上たって私をよく知る人に言われたこと

大学時代、クリスチャンになりたてだった私は教会に入り浸っていた。
「奉仕」と呼ばれるボランティアをしていたわけではない。
座って他の人たちの話を聞き、自分も時に話をしていただけだ。
牧師の夫人が親切な人だったので、親子関係を相談してよく泣いていた。
しかし、就活ができないことは言えなかった。

大学卒業後しばらくして、私はその教会を離れた。

10年以上たって彼女に、
「大学の時、就活して就職しなかったことをすごく後悔している」と打ち明けた。

すると彼女は、「無理に就職していたら、もっとひどく打ちのめされてボロボロになっていたかもしれないよ」と言った。

私には、学生時代あんなに関わっていたのになぜ就活するように促してくれなかったのだろうと思う気持ちがあった。

しかし、気がついた。
私には就活も、仕事も無理だと思われていた。
彼女は私のことがわかっていた。

私は納得した。
確かに、薬でごまかして就活・就職しても、あの頃の私がうまくいくことはなかっただろう。
氷河期の只中で、私のような問題のない人たちですら難しい時代だった。

さいごに

私も人様にアドバイスできるような人間ではない。

しかし、学生時代の私に関して言えることは一つある。

精神科に通って抗うつ薬を飲むべきだった。

そうすれば、就活はともかくとして、あそこまで苦しまなかっただろう。

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