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#39 Under Positive LeaderShip..(2)

これらのグループのメンバーが忠誠を誓い、揺るぎない信念を感じるようになり、その結果、ダイナミックな個人的指導者からの指示を受け入れた場合のみ、まさしくこの条件下でのみ、これらのグループのメンバー、および基本的に彼らと同じように感じている他のすべてのアメリカ人が、必要なものを用意する可能性があるのです。つまり、前面にいる共産主義者を追い返し、こうして得た勢いの恩恵を受けて、共産主義者の背後にいる社会主義者を撃退することができる強さと献身が用意できるのです。現在、私たちは、規律正しく、よく武装し、専門的に指揮された軍隊を、討論会の集まりで打ち負かそうとしているような立場にあります。けれども、それでは駄目なのです。

この点を述べる前に、例を挙げましょう。よく考えてみて下さい。あなたが知っている、あるいはおそらく参加している愛国的な組織を自分の心の中に思い浮かべるだけでいいのです。それをXYZ協会と呼ぶことにしましょう。反共産主義者や反社会主義者の団体のどれを選んでも、それを組織した善良な市民は私の友人である可能性が高いでしょう。彼らは、ほぼ間違いなく、私たちの感謝と賞賛に値する献身的な愛国者です。そして、私は彼らと彼らの組織の成功を祈るだけでなく、その効果を高めるためにできる限り協力するつもりです。

しかし、現実的に考えてみましょう。あなたが考えている組織について、正直に自分に問いかけてみてください。その組織はどこへ行こうとしているのか。仮に、その組織がどこに向かいたいのか、組織内に明確な意見の一致があったとしても、そのためにどれだけの意欲と確信を持って努力を続けられると思いますか? XYZ協会とか、なんとか委員会のために死ねる人はいるでしょうか? 皆さん、私たちは、人々がそのために死んでもいいと思えるようなものを提供しなければならない地点に、早くも到達しているのです。そして、個人に対する忠誠心と同じレベルの忠誠心を組織に対して生み出し、維持することができるのは、長い時間をかけることが必要で、そしてごくまれな場合だけなのです。

 あなたはこう言うかもしれません。「でも、反対側の組織の成功や、行使されてきた多大な影響力を見て下さいよ。たとえば、ADA(American For Democratic Action)(※訳注 リベラル団体。今も存在。)のような組織があるじゃないですか。」と。
 しかし、ADAは、そのメンバーの多くが知ってか知らずか、共産党の一部門と同じなのです。共産主義者の目的を支持するために、例外なく、何度も何度も、その力を行使することができるのです。共産主義者の目的を支持するために、その力は例外なく、何度も何度も行使することが出来るのです。その組織は身体のように神経の指示系統がトップから隅々まで行き届いているのです。

 しかし、XYZ協会や、なんとか委員会は何のための機関なのでしょうか。それは、大きなほうきを持って浜辺に立ち、美しい家々が立ち並ぶ海岸一帯に押し寄せようとしている波を払いのけようとしている孤独な少年のようなものです。浜辺のあちこちで、ほうきやシャベルやバケツを持った他の少年たちが、同じことをしているのです。たんに必要なだけでなく、死活的に必須なことは、ハードボイルドで独裁的でダイナミックな上司がやってきて、およそ次のようなことを伝えることです。

「おい、お前ら、みんな、その可愛らしいほうきを捨てろ。空の袋を探しに走り始め、できるだけ速くたくさん見つけて持ってこい。とにかく持ってこい!必要ならシーツやテーブルクロスで作るか、他の方法で手に入れるんだ。次のグループは、袋に砂を詰め始めよ。それから、こちらの男は全員、砂袋を担いで共産主義者たちがひどく破壊したこの壁にかぶせる作業を始めろ。手を休めるなよ。高く積み上げろ、早くしろ、今は土嚢だけでいい。」

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「お前たち、あちらにいる者、全員、ありったけの重い棍棒を持って、この壁の全長にわたって必要以上に薄く広げず警備するんだ、妨害者を見つけたら躊躇なくその首を折るんだぞ。壁に向かって忍び寄る者を見つけても、その悪意が確かならば、他の汚れた一団への警告として、躊躇なく首をへし折るのだ。もし、皆が言い争うことなく、全力で仕事に取り組めば、この美しい家々をこの迫り来る洪水から救うことができるだろう。洪水が引いたとき、もはや保存する価値のない廃墟だけにはならないぞ。」

「土嚢の高さが十分であれば、石やセメントを運んできて、この壁を以前より高く、頑丈に作り直すんだ。そうすれば、次に潮と嵐と破壊工作員の組み合わせが来たときに、我々は準備ができている。そして、すべてが完了したら、また、保存した美しい家々を楽しむことができるのだ。」

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