田中正男

会社員を卒業したので、今度は社会への恩返しをと考えて、経験を交えて情報提供します。そこ…

田中正男

会社員を卒業したので、今度は社会への恩返しをと考えて、経験を交えて情報提供します。そこで、まずは業務経験を生かした知見から始めて、徐々に自分だけのユニークな情報が発信できればと思っています。

最近の記事

リスク管理会議規程(例)

今回は、過去提供したリスク管理規程で登場した、リスク管理における最上位の会議体であるリスク管理会議の運営を定める文書を配信します。 なお、今回で、リスク管理に関わる管理文書類は終わりとなります。 リスク管理会議規程(例) 0.目次  Ⅰ.目的  Ⅱ.適用範囲  Ⅲ.責任  Ⅳ.定義  Ⅴ.関連文書  Ⅵ.リスク管理会議  Ⅶ.リスク管理会議運営要領  Ⅷ.文書の改訂・廃止  Ⅸ.文書の保管 Ⅰ.目的 本規程は、リスク管理規程(例)に基づくリスク管理のためのリスク管理会議

    • 全社リスク管理一覧表(例)及び 特定リスク管理一覧表(例)

      今回は、今まで配信した①から⑥の例に従って実際にリスク管理を行っていく時に、管理活動に活用していただくと有効な管理一覧表(例)をお届けします。 全社リスク管理一覧表(例)と特定リスク管理一覧表(例)がありますが、前者は、言わゆる全社のリスク管理用で、後者はある特定に部門において個別にリスク管理したい場合に使用する想定です。 ただ、一覧表様式の基本構成はどちらも同じです。 前者には、一般的な会社における標準的なリスク項目を組み込んでおり、管理を開始するときのリスク抽出が容易にな

      • リスク管理の補足事項

        第3章 リスク管理の補足事項 リスク管理に関する書籍やガイドブックは少なくないので、容易にリスク管理を学習できる環境にあると言える。それらの書籍等を読めば、リスク管理の歴史的変遷や、管理の考え方、あるいは、なぜリスク管理が大切であるかも理解できるであろう。また、ISOやJISからも、世間一般で規格に匹敵するものとして認識されているガイドラインが示されているので、全体管理体系や要求事項はそれらを参考にすればよいと考える。 本書の“はじめに”でも記載したが、本書は中小の企業で

        • 今回は、先に配信した第1章第2項のリスク評価マニュアル(例)の解説です。

          2.リスク評価マニュアル(例)解説 1. 目的 本マニュアルは、リスクの評価、対応策の策定、対応策実施後のフォローについて規定していること、そして、それらを規定することによって得られる適切な評価等が、経営継続に関わる意思決定に必要な情報であると明記している。適切なリスク評価と対応によるリスクの変化を見極めることが経営に必要である。 2. 適用範囲 リスク管理規程(例)に基づくリスク評価等を対象とすると規定した。等としたのは、上記の目的の項で記載された評価以外の活動を省略し

        リスク管理会議規程(例)

          リスク管理規程(例)解説

          今回は、第1章で提供したリスク管理規程(例)について、記載内容の意図や目的あるいは意味について解説します。 第2章 解説 本章では、第1章のリスク管理規程(例)とリスク評価マニュアル(例)の2文書に関して、各文書の項目に沿って、記載内容を解説している。解説の目的は、文書例を適用しようとする人のために、いわば担当者が次の担当者に申し送りを行うようなやり方で内容を理解していただくことである。従って、内容を分かりやすく説明するとともに、なぜ内容のような表現にしているかという点を

          リスク管理規程(例)解説

          リスク評価マニュアル(例)

          2.リスク評価マニュアル(例) 目次 Ⅰ.目的 Ⅱ.適用範囲 Ⅲ.責任 Ⅳ.定義 Ⅴ.関連文書 Ⅵ.リスク評価基準 Ⅶ.リスク評価手順 Ⅷ.リスク対応 Ⅸ.文書の改・廃 Ⅹ.文書の保管 Ⅰ.目的 本マニュアルは、リスク管理規程(例)に基づくリスク管理において実施する、業務の執行に関わるリスクの評価、リスクの低減等の対応策の策定、そして対応策実施後のフォローについて定めている。本マニュアルに従ってリスク評価等を行うことで、当社が健全で安定した経営を継続するための適切な意思

          リスク評価マニュアル(例)

          リスク管理規程(例)

          第1章 マニュアル(例) 下記に、リスク管理規程とリスク評価マニュアルの様式例を記載しました。文書の構成や内容は、多くの業種の会社等に適用することが可能と考えています。従って、そのまま使ってもらえばよいが、言葉や仕組みの一部は、個々の会社等の実情に合わせて変更する必要は出てくるであろう。その程度のカスタマイズは有るとしても、とりあえず文書に記載した仕組みでまず運用することから初めて、それぞれの会社等で運用結果をフィードバックして、より使いやすいように修正しな

          リスク管理規程(例)

          中小の会社のためのリスク管理文書例

            リスク管理マニュアル様式例― 中小の会社での導入を想定して - はじめに 本書は、リスク管理あるいはリスクマネジメント(以下,ここ“はじめに”の文中ではRMと記載)をシステム的に実施運営していきたいと考えている比較的小規模の企業や組織の皆さんが活用することを想定して作成した文書である。つまり、大企業のように専門的にRMに関わるグローバルなマネジメントシステム情報,即ちERM(Enterprise Risk Management)やISO31000などを検討し、社内に

          中小の会社のためのリスク管理文書例