真珠腫性中耳炎治療の記録④

入院2日目(手術当日)

(時間を記していますが、記憶によるものなので多少前後していると思います)
8時過ぎに病院到着
子「まだ手術うけてないよー」
9時開始だから、そりゃそうだろうよ。

6時に少し水を飲んだこと、夜はよく眠れたこと、朝ご飯は食べていないこと等を漫画を読みながら教えてくれた。
8時半くらいに、子と私、病棟Nsの3人で徒歩でオペ室へ移動、子はどんどん神妙な顔つきになる。
昨日会ったオペ室Nsが待機しており、生年月日と氏名、対象耳はどちらか再度確認される。麻酔医とも挨拶し、子に「寝ている間に終わるから大丈夫だよ、近くで待ってるからね」と言い、別れる。
8時45分くらいだったと思う。

子と別れた後、付き添いの病棟Nsから
・オペ中の急変時には母(私)の携帯に電話すること
・院内どこで待っていても良いが、居場所を教えてほしいこと
・院内コンビニ等に昼食を買いに行くなど短時間の移動はOKなこと 
等を伝えられる。

院内コンビニに昼食を買いに行き、病棟前のフリースペースで待機する。
配偶者は11時に到着。
11時半すぎくらいに、オペが終わったこと、じきにベッドごと病棟に戻ってくる旨の連絡をうけ、思ったより早く、さすがのA病院!と思った。

戻ってきた子は、頭にネット(複数個のみかんが入っているネットみたいといえば分かりやすいか)が巻かれた状態で、私たちの声かけにも半覚醒状態ながらも応じることができ、一安心した。

医師からは、炎症が強かったこと、中耳及び耳小骨の状態、今後の聞こえの見通し等を分かりやすく説明してもらう。
「本人は『喉が渇いた』『〇〇(内容忘れた)だ』と言っていましたが、あと〇時間(忘れた)は飲めないんですよね」と教えてもらい、オペ直後でもそんな話までしたんだ、と思った。

ベッドセッティング終わったため、私だけ病棟内へ入る。
付添いは固定1名までのため、配偶者は帰宅することに。

ここから3時間程度、飲水許可時間までが親子ともに辛い時間だった。
・痛みで泣き叫ぶも、次回の痛み止め投与時間まで間隔をあける必要があるため「痛いね」と背中をさすりながらの共感しかできない。
・1,2分ごとに、怒りながら「あと何分で水飲めるの?」と尋ねる。
・めそめそと、痛い痛い、手術も入院ももう絶対に嫌だと泣く。
途中、うつらうつらと寝ながらも上記の繰り返しで、普段、気持ちや感情を表出する性格ではないことから、これらの言葉が一層心理的にこたえた。

一方、Nsから痛みを10段階で確認されたら「うーん、7くらい?」と答えていて、「7かーい(もっとあるように見える)」と心の中でつっこんでしまった。

ようやく飲水時間を迎える。
ごくごくと水を飲むとだいぶ落ち着いた様子を見せ、Nsから帰宅を促されて2日目が終了。
この間、配偶者は学校に行き、担任へ無事手術が終了したことを伝え、プリントを受け取っていた。

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