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ペンギンデッキの備忘録

はじめに

はじめまして、シータと申します。
皆様は遊戯王の「ペンギン」というテーマをご存じでしょうか?

 1999年5月に発売された「BOOSTER2」でボルト・ペンギンが初登場し、同年12月に発売された「BOOSTER6」に効果モンスターであるペンギン・ソルジャーが収録されました。
 モンスターを除去する手段が少なかった初期は、お世話になった決闘者は多いのではないでしょうか?
 その後、リバースをデッキコンセプトとして細々と新規を貰ってきましたが、2021年に発売された「BURST OF DESTNY」にてシンクロとリバーステーマとして強化をもらう事が出来ました。

 しかし、新規は貰えましたが残念な事に「ペンギン」テーマとしての力はまだまだ弱いのが現状です。
 そこで別のテーマと共生(寄生)をする事で、デッキパワーを底上げしていこうと考えました。


デッキコンセプト

 ペンギンデッキはシンクロテーマでもあるが、現在ペンギンSモンスターは1種類となっています。そこで汎用で使えるSモンスターを採用する事で、盤面の強化を図っています。
 ハリファイバーが健在の頃はロイヤル・ペンギンズ・ガーデン(以降「RPG」とする)による1枚展開で、ハリファイバーから幻獣機アウローラドンに繋げて展開する事が可能でした。しかし、ハリファイバーが禁止カードになってしまった事で展開力が激減してしまいました。
 そこで展開力のあるテーマを組み合わせる事で、デッキパワーの底上げを考えていました。
 現在筆者が組み合わせているテーマは「スプリガンズ」です。
 スプリガンズはフィールド魔法を基軸としてEXデッキからXモンスターを展開して、相手の盤面を崩していく機械族テーマとなっています。筆者は召喚権を使わずに展開する事が可能な機械族という点に目を付けました。

 回し方としてはジャンドの様なソリティアをして盤面を作り上げるので、ペンギンで戦うのでは無く、ペンギンを展開パーツとして使って戦うデッキになります。

デッキレシピ


モンスター26枚
大皇帝ペンギン×3
ペンギン勇士×3
ペンギン・ナイトメア×1
否定ペンギン×2
ポーラ・ペンギン×2
子型ペンギン×1
スプリガンズ・キャプテン・サルガス×1
スプリガンズ・バンガ-×1
スプリガンズ・ロッキー×3
スプリガンズ・ブラザーズ×3
スプリガンズ・ピード×2
ネメシス・コリドー×1
幻獣機オライオン×2
幻獣機ウォーブラン×1
魔法14枚
ロイヤル・ペンギンズ・ガーデン×3
スプリガンズ・ウォッチ×3
スプリガンズ・ブーティー×3
タリホー!スプリガンズ×1
大砂海ゴールド・ゴルゴンダ×3
シンクロ・ランブル×1
EXデッキ15枚
超雷龍-サンダー・ドラゴン
赤き竜
フルール・ド・バロネス
ヴァレルロード・S・ドラゴン
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン
魔救の奇跡-ドラガイト
ペンギン勇者
TGハイパー・ライブラリアン
瑚之龍
ルイ・キューピット
ギガンティック‘‘チャンピオン‘‘サルガス
スプリガンズ・メリーメイカー
天霆號アーゼウス
ギアギガントX
幻獣機アウローラドン
メインデッキ40枚 EXデッキ15枚となります。

展開例

ペンギンの基本展開

まずはペンギンによる基本展開を紹介します。
初動札
大皇帝ペンギン」or「ペンギン勇士」+「RPG

1.RPGを発動。大皇帝か勇士の足りない方を手札に加える。
2.RPGのef。手札の大皇帝のレベルを1下げて、手札を1枚捨てる。
3.大皇帝㎱。大皇帝efリリースしてデッキから否定ペンギンとポーラ・ペンギンSS。
4.否定とポーラでシンクロしてペンギン勇者をSS。
5.勇者のSS時efにチェーンして否定の強制ef。否定を墓地からSSして、勇者のefでデッキから子型ペンギンをセット。
6.セットに反応して勇士Aを手札からSS。勇士efで子型ペンギンを表守備に変更。
7.子型と勇士でシンクロして瑚之龍SS。
8.子型ef。墓地から大皇帝をSS。
9.大皇帝ef。リリースしてデッキから勇士Bとペンギン・ナイトメアSS。
10.勇者と瑚之龍でシンクロして赤き竜をSS。
11.  赤き竜efにチェーンして瑚之龍ef。1ドローしてデッキから「シンクロ・ランブル」を手札に加える。
12.否定と勇士BでシンクロしてドラガイトSS。
13.ドラガイトを対象にして赤き竜ef。赤き竜をEXデッキに戻してクリスタルをSS。
14.シンクロ・ランブルを発動。墓地の瑚之龍を守備表示でSS。ナイトメアと瑚之龍でシンクロしてバロネスSS。
最終盤面
クリスタル・ドラガイト・バロネス(3妨害)

ペンギンスプリガンズ展開

 次にスプリガンズを合わせた展開例を紹介していきます。
スプリガンズを混ぜる事で展開力が増していますが、フィールド魔法とコストでスプリガンズモンスターが必要な為、完全1枚初動は今のところは出来ません。今後の新規に期待をしています。

 大砂海ゴールド・ゴルゴンダにアクセス出来るカードもあり、大砂海ゴールド・ゴルゴンダも含めて9枚となります。コストは「スプリガンズ」指定になっていますが、スプリガンズモンスターならどれをコストに使っても問題はありません。

アウローラドン展開

展開の中で妨害数が一番多い展開となりますが、初動に必要なカードも多いです。
初動札
大砂海ゴールド・ゴルゴンダ」+「スプリガンズモンスター」+「大皇帝ペンギン」or「RPG
素引きしたくないカード
ペンギン・ナイトメア」「否定ペンギン」「小型ペンギン

1.大砂海ゴールド・ゴルゴンダを発動。efで手札からスプリガンズモンスターを捨ててEXデッキからスプリガンズ・メリーメイカーをSS。
2.メリーメイカーのSS時ef。デッキからスプリガンズモンスターを墓地に送る。
※ロッキーとバンガ-を優先的に墓地に送っておく。
3.墓地のスプリガンズモンスターef、共通efでスプリガンズXモンスターの素材に出来るので、2枚をX素材にする。
4.メリーメイカーに重ねてギガンティック‘‘チャンピオン‘‘サルガスをSSする。
5.サルガスef。素材を持っている場合デッキから「スプリガンズ」カードか「セリオンズ」カードを手札に加える事が出来るので、タリホー!スプリガンズを加える。
6.タリホーを発動。発動時にサルガスの素材を3つ取り除いて、デッキからスプリガンズモンスターをサーチする。その後取り除いた素材の数だけ手札・墓地からスプリガンズモンスターを3体SS。
※メリーメイカーは正規召喚をしていないのでSS出来ません。
※後攻時はサルガスのefで場のカードを1枚バウンスか破壊出来る。

7.ロッキーSS時efで、墓地のメリーメイカーをEXデッキに戻す。
8.機械族3体でリンクしてアウローラドンをSS。SS時efでトークンを3体生成。
9.ラドンef。自身とトークン1体をリリースしてデッキからウォーブランをSS。
10.トークン1体とウォーブランでシンクロしてルイキューピットをSS。
12.ルイキューef。レベルを1上げる。
13.トークン1体とルイキューでシンクロしてサベージをSS。ルイキューefにチェーンしてサベージSS時efでラドンを装備して、ルイキューefで素材にして出したSモンスターのレベル×100ダメージを与えて、デッキからペンギン勇士を手札に加える。
※勇士が手札にある場合はネメシス・コリドーを手札に加える。

14.スプリガンズモンスターをリリースして大皇帝ペンギンをns。
15.大皇帝ef。リリースしてデッキから否定ペンギンとポーラ・ペンギンSS。
16.否定とポーラでシンクロして勇者ペンギンをSS。
17.勇者のSS時efにチェーンして否定の強制ef。否定を墓地からSSして、勇者のefでデッキから子型ペンギンをセット。
18.セットに反応して勇士を手札からSS。勇士efで子型ペンギンを表守備に変更。
19.子型と勇士でシンクロして瑚之龍SS。
20.子型ef。墓地から大皇帝をSS。
21.大皇帝ef。リリースしてデッキから勇士Bとペンギン・ナイトメアSS。
22.勇者と瑚之龍でシンクロして赤き竜をSS。
23.  赤き竜efにチェーンして瑚之龍ef。1ドローしてデッキから「シンクロ・ランブル」を手札に加える。
24.否定と勇士BでシンクロしてドラガイトSS。
25.ドラガイトを対象にして赤き竜ef。赤き竜をEXデッキに戻してクリスタルをSS。
※コリドーが手札にある場合は墓地のバンガ-とスプリガンズモンスターを除外してスプリガンズ魔法・罠をサーチする。コリドーをSSして除外されているスプリガンズモンスターをデッキに戻す。コリドーをリリースして超雷をSSする。

26.シンクロ・ランブルを発動。墓地の瑚之龍を守備表示でSS。ナイトメアと瑚之龍でシンクロしてバロネスSS。

最終盤面
クリスタル・ドラガイト・サベージ・バロネス(4妨害)
上振れ:超雷
最大で4妨害+サーチ不可の盤面になります。

ドロー型ラドン展開

こちらは初手にペンギンを使わない展開となります。
初動
「大砂海ゴールド・ゴルゴンダ」「スプリガンズモンスター」

1.大砂海ゴールド・ゴルゴンダを発動。efで手札からスプリガンズモンスターを捨ててEXデッキからスプリガンズ・メリーメイカーをSS。
2.メリーメイカーのSS時ef。デッキからスプリガンズモンスターを墓地に送る。
※ロッキーとバンガ-を優先的に墓地に送っておく。
3.墓地のスプリガンズモンスターef、共通efでスプリガンズXモンスターの素材に出来るので、2枚をX素材にする。
4.メリーメイカーに重ねてギガンティック‘‘チャンピオン‘‘サルガスをSSする。
5.サルガスef。素材を持っている場合デッキから「スプリガンズ」カードか「セリオンズ」カードを手札に加える事が出来るので、タリホー!スプリガンズを加える。
6.タリホーを発動。発動時にサルガスの素材を3つ取り除いて、デッキからスプリガンズモンスターをサーチする。その後取り除いた素材の数だけ手札・墓地からスプリガンズモンスターを3体SS。
※メリーメイカーは正規召喚をしていないのでSS出来ません。
※後攻時はサルガスのefで場のカードを1枚バウンスか破壊出来る。
※場にレベル4モンスターを2体並べる様にする。

7.ロッキーSS時efで、墓地のメリーメイカーをEXデッキに戻す。
8.レベル4モンスター2体でエクシーズしてギアギガントXをSS。
9。ギアギガントXef。素材を1つ取り除きデッキからウォーブランを手札に加える。
10.機械族3体でリンクしてアウローラドンをSS。SS時efでトークンを3体生成。
11.墓地のバンガ-ef。自身とスプリガンズモンスターを除外して「スプリガンズ・ウォッチ」を手札に加える。
12.ウォッチを発動。デッキからスプリガンズモンスターを1枚手札に加えて、デッキから1枚墓地に送る。
※レベル4モンスターを手札に加えておく。

13.ラドンef。自身とトークン1体をリリースしてデッキからオライオンをSS。
14.トークン1体とオライオンでシンクロしてライブラリアンをSS。
15.オライオンef。トークン1体生成。墓地のオライオンを除外して手札のウォーブランをnsする。
16.トークン1体とウォーブランでシンクロしてルイキューピットをSS。1ドロー
17.ルイキューef。レベルを1下げる。
18.トークン1体とルイキューでシンクロしてペンギン勇者をSS。チェーン1ライブラリアン、チェーン2ルイキュー、チェーン3勇者で解決。勇者efでデッキから大皇帝をセット。ルイキューefで素材にして出したSモンスターのレベル×100ダメージを与えて、デッキからペンギン勇士を手札に加える。ライブラef。1ドロー
※勇士が手札にある場合はネメシス・コリドーを手札に加える。

19.セットに反応して手札の勇士をSSしてレベルを1下げる。勇士efで大皇帝を表守備に変更。
20.大皇帝efでリリースしてデッキから否定とポーラをSS。
21.否定とポーラでシンクロして瑚之龍をSS。1ドロー
22.勇者と瑚之龍でシンクロして赤き竜をSS。チェーン1ライブラ、チェーン2瑚之龍、チェーン3赤き竜で解決。赤き竜efで「シンクロ・ランブル」を手札に加えて、瑚之龍efで1ドロー、ライブラefで1ドロー。
23.レベル4モンスターを㎱して、レベル4モンスターとレベル4勇士でシンクロしてドラガイトをSS。1ドロー
24.ドラガイトを対象にして赤き竜ef。赤き竜をEXデッキに戻してクリスタルをSS。1ドロー
25.シンクロ・ランブルを発動。墓地のポーラをSSする。
26.ライブラとポーラでシンクロしてサベージをSS。SS時efでラドンを装備。
最終盤面
クリスタル・ドラガイト・サベージ(3妨害)・7枚ドロー
上振れ:超雷

2ターン目以降の動き方

 基本3妨害と墓地にあるシンクロ・ランブルでレベル7・8のドラゴン族Sモンスターに耐性を付けられます。
 また、どの展開ルートでもメリーメイカーをEXデッキに戻しています。2ターン目以降は再度メリーメイカーをSSして、素材にスプリガンズ・キャプテン・サルガスを含めて供給する事で、ゴールド・ゴルゴンダと合わせてメリーメイカーの攻撃力を1500アップする事が出来ます。その後4素材アーゼウスにもなる事が出来ます。

このデッキの弱点は「大砂海ゴールド・ゴルゴンダ」と「スプリガンズカード」が無いと始まらない事と誘発を受けると展開が止まってしまう事です。

ここら辺の弱点への対策は、引き続き研究をしていきたいと思います。

おわりに

ペンギンデッキの紹介にお付き合い頂きありがとうございました。
まだまだ筆者の遊戯王の勉強不足でルールミス等があるかもしれませんが、少しでもペンギンデッキに興味を持って頂ければ幸いです。

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