貯金0で家を買ってみたくなった話

登場人物
関東出身在住
ミドサー女
貯金0
株800万
仮想通貨10万
借金約300万
年収700〜950万(会社の収益で上下)

現状の家賃
都内にギリギリ近郊と言える地域
7.3万
+荷物が非常に多いため借りている倉庫7千円

家を買ってみたいと思った。
結婚願望がないわけではないが、この歳まで独身。周りの友達は結婚して子供作って家買っている。
人生ゲーム的には完全に負けている。
でも私の人生けっこう楽しんでいるのである。
それもそのはず、趣味の旅行やダイビング、キャンプに手を出し、さらにはパーソナルトレーナーやら自己肯定感を上げるためのコーチングまで通っていた。
コロナ禍になってからは美容に目覚め、脂肪吸引、歯科矯正、ICLにも手を出ししっかり借金もこさえていた。

人生のモットーは今やらずしていつやる?!なのでそれを体現してきたのである。おかげで貯金がない。そもそも金管理がルーズである自覚がある。
こんな状態で家を買うことなどできるのだろうか。

そもそもなぜ家を買おうと思ったのか
それまできっといつかは将来の旦那さんが家を買ってくれるんだろうなぁなんて漠然と思っていた。
それなのに祖父が亡くなって遺産のおこぼれをもらいこの金を何に使うか考えたタイミングでちょうど不動産投資の営業をかけられたのである。

不動産について少し調べてみたところ
なるほどサラリーマンにおける不動産投資というのは副業にもなり一発当てたら大儲けできる可能性がなくはないらしい。
だが、リスクはあるらしい。
なるほど。不動産投資の話は断った。代わりに株を開始した。株の方が低リスクに思えたからである。

それからというもの不動産という存在は以前よりも身近に感じるようになった。
ローンを組むなら35年。定年以後のことを考えるとあんまり悠長にしてはいられない。
ミドサーになったあたりできちんと考えてもいいかもしれない。もちろん投資用ではなく居住用で。

そこから数年経ち、一向に結婚しない私に業を煮やし私の中のカントクが言った。はい!そろそろ不動産ローン組まないとオンボロアパートで孤独死することになりますよー!
いつまで家賃払うつもりなんですかー?
と。

結婚相手を探すよりは不動産探した方がイージーである。たぶん。
ということでマンションを購入することにしてみた。

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