本当の自分はどこ。

非現実な話か、現実的な話
共感できる話か、他人の不幸話
ワクワクする話か、ドキドキする話

自分は何に興味があるのかな。


就職活動をしている私は、
現実的なことにばかり関心を向け
他人はあーだから、私はこーだ。


自己分析を無理やりして短期間で、
「私」という着ぐるみを
布を使い、糸を使い、綺麗に綺麗に
創作していく。

他人は、私のいい点を言い、
私は、自分の見せたいものだけを私の印象として語る。

学生時代の短い間の経験を
会社の特色に合わせて
私はこういう人間だからと
創作した着ぐるみを着て、堂々と話す。

私は会社に入社することができた。
時間をかけて着ぐるみを作りこんだかいがあった。

入社して2年。

その着ぐるみは、年期が経ちスルスルと糸がほつれていく。

そして私は、入社してから違う着ぐるみを着ている。
もうそんなことも忘れていたが。
入社してから、必死になって作った着ぐるみ。

スルスルと糸がほつれた、ピカピカの着ぐるみは
押し入れにしまっている。
今まとっている着ぐるみは、あのピカピカの綺麗に綺麗に
創作した着ぐるみとは、まるで違う。

前に座っている人とも、横に座っている人とも
エレベーターで一緒になる人ともほぼ同じ。
同じものを必死で真似して創作した。

まだ未完かな。同じものを作るのも意外と難しい。


今ワクワクすることは何かな。

違うものを求められている時は、
短期間でそれを創作し
同じものを求められたら
同じものを必死に創作しなければならない。

私は今、非現実的なものに興味を持っている。


人生って不思議。









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