呼吸関連の実験など(高校理科生物)
●単離ミトコンドリアの呼吸速度の実験ミトコンドリアは基質を無駄に消費しないように調節機能を備えている。これを呼吸調節と呼ぶ。呼吸調節は各種の呼吸阻害剤を利用して、呼吸速度を測定することで観察でき、電子伝達系やATP合成酵素が、膜間腔の水素イオン濃度を一定に保つように調節されていることが分かる。
単離ミトコンドリアに、呼吸基質と無機リン酸を十分に与え、さらにADPを加えると、O2濃度が減少する。これは電子伝達系、ATP合成酵素が機能するためだと考えられる。しかし、ATP合成酵