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第41回黒部名水マラソン (2024年)

5km 25'32 右足首痛くない、ていねいに走る
10km 24'59 足首痛くない
15km 26'05 登り坂下り坂多い区間。足首前屈すると違和感。左ひざに違和感。痛みにならないように傾斜に合わせて制御
20km 27'38 アップダウン2回の後だらだらと登る。1kmが長く感じる。
25km 29'38 いつもと違う場所の筋肉がつらい。
25.4kmエイドから歩く。28.2km リタイア

黒部名水マラソンのコースは急流黒部川が作った美しい扇状地-傾斜角はおよそ0.7度(1kmで7m)の西側半分を走る。スタート/ゴールは扇の端の部分。扇の端の部分を10km走ったのち扇頂に向かって13km。扇頂にある赤い愛本橋が大きく見えたら折り返し、スライド区間は2キロほど。黒部川の堤防の上を日本海に向かって下り、(ほとんど知られていないが)霞堤-かすみてい-のアップダウンをいくつか超えたら日本海へ、海岸沿いを5キロほど走ればゴール。コース上に初夏の日差しを遮るものが一切無いので晴れると暑い-まるでサロマのように-。

14kmの距離看板を見たとき、フルマラソンの三分の一のところまで来たなぁと思った。2週間前に右足首を捻挫、かつ、家庭の事情で、出走できない可能性のほうが高かった。家庭事情は木曜日に解決?した。レース前日の午後に久しぶりにシューズを履いて3キロほどジョグしてみたらキロ6分半くらいなら走れそうだったのでスタートに立った。ここまでは想定の範囲内で順調。

扇頂へ向かう坂とは言えない上り-わずか0.7度-がきつく感じる。右足首の捻挫は痛く感じないが、太もも前、下肢側面、足底などの小さな筋肉がピクピクと痙攣する。スライド区間で知り合いとの位置関係を確認する。折り返して25kmの計測マットを過ぎた次のエイド-25.4km-で気持ちが突然ぷっつんと切れた。黒部のおいしい水を2杯飲んで、ウォークに切り替えた。

歩きながら考えた。
・時速6kmでもゴールに到達できないのか、歩くとゴールは遠いなぁ。
・右足首が痛くなってきた。応援メッセージで「痛いのは気のせいだ」とよく見るが、痛くないのも痛いのも気のせいか?。
・こころが折れたのが先か、からだが先か。2週間走らず筋力が落ちたからからだがこころを止めたのか、練習していないというこころがからだを止めたのか。

ゴールどころか収容ポイントにも到達できない-収容ポイントがどこなのか知らなかった-。サブ4ペーサーに抜かれる。ペーサーの一人は友人のまっつん。「大丈夫ー?」と声をかけてもらうが「大丈夫じゃないー笑」と応える。そういえばフルマラソン唯一DNFの2019年つくばでもまっつんに同じように歩いているところを見られたなー。しばらく行くと救護所と大型バス2台が見えた。現在時刻は11時45分。バスは12時30分に出発するという。バスがいっぱいになったら、じゃなく時間で送ってくれるらしい。次の収容ポイントについて聞くと「4km先です、バスはここより遅く出ます」とのことでリタイアを申告した。

すぐにバスには乗らず、キロ6ペースでサロマ練習しているTARAさんを待ち「僕が言うことじゃないけれど(苦笑)、最後までがんばれー」と声をかけてから収容バスへ。バスの中にはふたりのランナー、それぞれに怪我か故障がわかっていてここでリタイアしたみたいで悲壮感は無く和気あいあいと話す。(あとから乗ってきた数人は暗い顔してた)。時刻どおりに出発してサブ4ゴール前に会場に到着、スムーズでストレスない運営です。

TARAさんと、朝の新幹線で会った友人ふたりの陣地に戻り、三人のナイスランを祝福する。会場ではたぶん来ているだろうな友人や、思いがけず会えた友人も多くいた。この大会の雰囲気が大好き。きっと来年もここに居るのだろうなぁ、思いながら、青い空のもと芝生の上でおいしい生ビールを飲んで、出走できて良かった、と、心から思った。

メモ
・服装:frunランシャツランパン、キャップ、腰ベルト、アームクーラー(折り返しで装着するもほとんど使わず)
・シューズ:altra vanish carbon
・補給:メダリストジェル6個携行4個使用、MAGMA持たず(これが敗因か?)
・心拍 146 zone ピーク132-有酸素8分-脂肪燃焼1分 体感負荷は130くらいだったのに。

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