【編入】2023年度九州大学理学部数学科合格体験記
1.はじめに
少し長くなると思うので、手短に読みたいという方は、こちら(または下の記事)を見ることをお勧めします。また、主観的な目線で書かれたものなので、内容に誤りや憶測も含まれています。その点をご了承のうえ、この記事を読んでいただけると嬉しいです!!!
2.プロフィール
名前:ルル
出身:高専
成績:3年 16位 4年 25位 TOEIC 780点
受験年:2023年度
併願大学:筑波大学理工学群数学類(不合格)
早稲田大学基幹理工学部数学科(合格)
3.受験までの話
4年生の冬ぐらいから数学科に興味を持ち、情報収集+勉強をすることに!!これが春休みぐらい…?
....…(月日の経過)
5年生の7月になり、筑波大学数学類の試験を迎えましたー\(^o^)/
前日に塩ラーメンをかち込んで、いざ勝負(๑•̀ㅁ•́๑)✧
、、、落ちました。
そんな気はしてました。なんと試験の傾向が変わっていたのです。対策不足でした…
さて、その後の生活コーナーです👏
ひたすらバイトと勉強の日々。疲れて倒れるかと思いました(¯―¯٥)
こうなったのも、すべりどめの大学を受けなかった罰です。頑張ります👍
..…(こんな日々を過ごし)
ついに試験前日です。福岡へ向かいます(`・ω・´)ゞ
4.試験前日と当日の動き
【試験前日】
15:00ぐらいに博多のホテルに到着!!!
そっから不安だったのでお勉強タイム。広島大学の過去問解いてました。
..…(3時間経過)
さすがに夕方でお腹へりました。悩んだ結果、コンビニ飯にありつく😂
ご飯食べて元気になり、またもやお勉強。たぶん相当不安だったんでしょうね。
..…(21時まで時間が進み)
結果として、広大の過去問3年分解き終えました。
疲れた体をなんとか動かし、お風呂へ。やっぱり疲れた体には湯ですね。さいこーでした。そんな最高な気持ちのまま22:00に就寝。明日がんばるぞ〜✊
【試験当日】
おはようございます!!
6:00起床です。さっそく用意して向かっていきます。Googlemap先生によると7:27の電車(地下鉄?)に乗るらしい( ・ิω・ิ)
🚃🍃(ガタンゴトン、ガタンゴトン)
なんとか8時半に到着( ・´ー・`)どや
【9:00】
集合場所到着。
控室に行きました〜。
【9:30】
試験開始。緊張です🤯
🖊(カキカキ、カキカキ)
終了〜。ぎりぎりで全部解き終わりました(>ω<)
【12:00~15:00】
てか、休憩時間なが!!ありがたいので、まあいっか。さてご飯ご飯〜。中にセブンあったのでそこで買いました!お腹も満たされたとこで、Youtubeタイム。楽しかったです。そこからは、面接対策しました〜。
【15:00】
正面玄関に口頭試問受験資格者の紙が!!!
|д゚)チラッ
あった、、やった〜🙌とりあえず一安心です。
【15:30~】
控室で口頭試問の前に、昼に考えた志望理由とかを見直してました。ついに口頭試問です。
..…(5分後)
終わりました\(^o^)/ 博多に戻ります。なんとカフェがあったので、のんびりしました。
5. 筆記試験について
問題用紙が1部と解答用紙が4枚。(解答用紙は回収され、問題用紙は持ち帰ります。)大問は4問で、線形代数と微分積分の問題が半々ずつでした。
【大問1】ガンマ関数・ベータ関数に関する問題
(1) 全単射であることの証明。
(2) ヤコビ行列式を求める。
(3)与えられた関係式の証明。
【大問2】偏微分に関する問題
(1) 曲線Cが直線であることの証明。
(2) 関係式(*)が満たされることの証明。
【大問3】線形写像に関する問題
(1) 線形写像であることの証明。
(2) 対応する行列を求める。
(3)直行行列であることの証明。
(4)Vが部分空間であることの証明。Vの次元は?
【大問4】固有値に関する問題
(1) 固有値がすべて0以上なる実数aの範囲を求める。
(2) 最小固有値が0、aが0以上の時の固有値と固有空間を求める。
※詳しい問題の内容は九州大学理学部HPにあがってました!!
6. 口頭試問について
控室には試験官が2人。待ってる間スマホやパソコンといった電子機器の使用は禁止です。順番は、受かった人の中で受験番号が早い人からでした。面接時間は平均10分~15分くらいで、面接官は3名ほど。
内容は募集要項には口頭試問と書かれてあったが、普通の面接みたいな感じでした。(人によるかもしれないです。)
以下は聞かれた内容
・志望理由(簡単に)
・卒業研究の内容
・試験の出来
・試験の解きなおしはしたか
自分は面接時間が5分くらいだったけど、これは試験の解きなおしをしてないと答えたからだと思います。雰囲気は和やかな感じで、ストレスや緊張もなくのんびり受け答えできました。
7. 勉強方法
【数学】
ほとんど、過去問(数学科のもの)の解答制作をしてました。ほんとに力がつくので、おすすめしたいです。あとは、分からなかった問題に関して参考書で理解を深めて行きました。次の章に使った参考書かいてます。ただ、どうしても解けないような問題も出てきます。その問題のうち、少なくとも自分が受ける大学の問題は数学教員に教えてもらってました。(それ以外の問題は時間がなくて教えてもらってないです。)これで、なんとかなりましたヽ(`▽´)/
以下使用した大学の過去問
・広島大学
・九州大学
・筑波大学
・北海道大学
・岡山大学
・東北大学
・神戸大学
上記の過去問を解くうえで、九州大学の数学科への対策としては広島大学の数学科の過去問で勉強をしていくのがいいと感じた。
【英語(TOEIC)】
お勧めできるほど勉強をできてないので簡潔に書きます。
手順①:単語帳で単語を暗記する。
手順②:文法書を暇なときに読む。 (結果的に3周ぐらいはしたかと)
手順③:時間に余裕があるときに手順①・②をやる。
8.おすすめの参考書
ほとんど過去問で勉強したのであまり使ってないが、一応使ったものすべて載せてみます。
【線形代数】
①明解線形代数(木村達雄・竹内光弘・宮本雅彦・森田純)
おすすめ度:★★★★★
筑波大学受験のときに調べたら出てきたもので、非常にわかりやすいのでおすすめです。解答もついていてよかったです。この参考書は特によく使っていて、もともと苦手だった線形代数を得意にまで変えててくれたものです。
②明解演習線形代数(小寺平治)
おすすめ度:★★★★☆
あんまり時間がなくてやってなかったけど、定番なだけあってちょうどいい難易度の問題が結構あって演習によかった。さまざまな種類の問題が載っていて、かつ解答もわかりやすいので発想までの道が見えやすく非常におすすめです。
【微分積分】
①微分積分学(笠原晧司)
おすすめ度:★★★☆☆
順序だてて詳しく説明されていて知識の蓄え(定理に成立の過程など)に役に立った。しかし、文字がぎっしりで眠くなるのでそういった参考書がいやな人にはお勧めできないです。あと、証明の解答はついてないのでそこは残念でした。
②詳解微積分演習Ⅰ(福田安蔵・鈴木七緒・安岡善則・黒崎千代子)
詳解微積分演習Ⅱ(福田安蔵・鈴木七緒・安岡善則・黒崎千代子)
おすすめ度:★★★★☆
この演習書たちには過去の九州大学の過去問に出た類似問題がそこそこのっていて便利だった。
例)詳解微分積分演習Ⅰの1章p14の[30]と2022年度の大問3
詳解微分積分演習Ⅱの9章p44の[16]と2022年度の大問1
また、問題数が豊富で全部やるには時間が足りないと思うのでかいつまんでやる分にはいい。解答がすべての問題についていて、かつわかりやすい。さらには良問を多くとりそろえているので非常におすすめの演習書です。
【英語(TOEIC)】
筑波大学の受験でTOEICのスコア提出があったので勉強をした。(九州大学はいらなかったです。)
①TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
おすすめ度:★★★★☆
定番の単語帳だけあって、最低限必要な英単語が簡潔にまとめられている。これを覚えるだけでリスニングが一気に伸びた。悩んだら、とりあえず買うべき参考書だと思います。
②英文読解入門基本はここだ!(西きょうじ)
おすすめ度:★★★☆☆
リーディングが苦手で、読み取れないとこも多々あったので英文法を学ばなきゃという気持ちで購入した。わかりやすく丁寧に解説してあってとてもためになった。また、内容は基礎的な事柄で構成されてます。しかし、この参考書に基礎が大事だと気づかされたので、個人的にはおすすめです。
③TOEIC公式問題集
おすすめ度:★★★★☆
買ったものの他にやることもあり、あまり使用しなかった。しかし、4年の12月に目標の800点を取れなかったので、もっとやっておくべきだと後悔した。個人的には一冊は買って、ちゃんと勉強するのをおすすめします。
9.最後に
いろいろ書きましたがこれで終わりです!!!!!見てくれてありがとうございました。感謝です。よければ下の記事も見ていただけると嬉しいです(≧▽≦)