歩行介助に苦手意識のある方こそ正しい知識を

 歩行介助の負担が大きく、腰を痛めそう、ぐったり疲れるといった悩みを抱えている方も多いでしょう。このような方の多くが、歩行介助に苦手意識を感じています。苦手と感じるのは、「転倒させてはいけない」という思いが強いのではないでしょうか。
 高齢になると、転倒リスクが高くなります。歩行介助時に事故が起こったら責任問題に発展しますから、緊張するのは当然といえるでしょう。しかし必要以上に緊張すると介助時に力が入りすぎて、疲労感が強くなったり腰痛を感じたりというの悩みが生じやすいのです。このような悩みは、小さい力で大きく動かすボディメカニクス理論や、歩行介助についての正しい知識を身に付ければ克服できます。

 歩行介助が負担に感じるのは、これらの知識や技術が、十分に身についていないことが要因です。職場で歩行介助の指導を受ける、先輩や上司にアドバイスしてもらうなどして、現場での疑問は早めに解決しましょう。また、歩行介助やボディメカニクスをテーマにしたセミナーに参加する、本やインターネットで調べるなど、信頼できる情報を手に入れることも大切です。
 苦手意識を持ったまま放っておくと、いつまでも正しい知識が身につかず、誤った介助で転倒などの事故を引き起こすかもしれません。また、介助者である自分にも負担がかかりますから、腰痛などのリスクも高くなります。苦手意識を克服し、安全な介護を行うためには正しい知識を身に付けることが大切です。
歩行介助への苦手意識を克服したい方のための参考サイト>http://hokokaijyo-master.net