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認知症の母と行く神社仏閣巡り・七夕伝説と守護星、星田妙見宮

YouTubeで話題の『パワースポット一人旅』をまとめた『神様に願いを届ける遠隔参拝』の本で紹介されて知りました。
七夕伝説が残る大阪府交野市にある『星田妙見宮』にお詣りです。

記録上2番目に古い隕石落下によって山の大部分が吹き飛ばされ馬蹄形になったそうです。

この隕石落下と山が吹き飛ぶのが映画『君の名は。』のモデルになったと噂です。

平安時代に弘法大師が交野の地に来られ、秘術を唱えると七曜の星(北斗七星)が3ヶ所に分かれて地上に落ちたのが始まりと言われています。

そのうちの1つが星田妙見宮の御神体とされ、淳和天皇・白河天皇・後醍醐天皇といった皇族をはじめ、楠木政成、加藤清正などの武将からも信仰されました。

鳥居をくぐってしばらく参道を歩くとあとは山頂まで山道と階段が続きます。
しかも所々に木の根っこや石などもあり、整備された道ばかりでは無く、足元は少々不安定なところもあります。

黙々と歩く母

本当に山登りです。

結構な急斜面です

足腰に自信の無い方は、雨の日や雨上がりはさけた方がオススメです。

参道を入ってすぐに星見表(守護星)と境内図があります。

星田妙見宮では一人一人に守護星があるとされ、参道には各星が祀られています。

まずこの表で自分の守護星を確認し、自身の守護星を参拝しながら進みます。
それぞれ御真言が書かれているので唱えましょう。

少し進むと二手に道が分かれています。
左に進むと拝殿につながります。

頂上付近の階段を登ると途中の右手に社務所があります。

社務所では守護星別の御守りや日本で最も有名な護符の一つ『太上神仙鎮宅七十二霊符』があります。
厄除けと開運に絶大な効果があるそうです。

太上神仙鎮宅七十二霊符

霊符はけっこうな大きさがあります(縦70㎝・横33㎝)。お祀りする方角にちょうど良い壁が無さそうだったので代わりに『鎮宅霊符神鈴』を買いました。


楠政成や加藤清正が常にこの神鈴を拝していたそうです。
私もお願い事をする時はコロンコロン鳴らして祈ります。

社務所を超えてもう少し階段を登ります。
拝殿が見えているので挫けません。

最後の石段


やっと拝殿に到着です。
上からの景色は気持ちいいーーー!!

柵で近づけませんが拝殿のすぐ奥に、落ちて来た隕石を御神体にした『織女石』(たなばたせき)が祀られています。

古事記によると、この世が誕生する際に現れた伊勢神宮に祀られている『天照皇大神宮(アマテラスオオミカミ)』の親神イザナギノミコト、イザナミノミコトよりも前に現れ、初めに世界を生み出した特別な神様と伝えられています。

拝殿では参拝するすぐ隣に『おもかる石』があるので占ってみるもよし。
まず石を持ち上げ、次に願い事をしながら石を持ち上げます。
最初より軽ければ願い事はかない、重ければ難しいそうです。

参拝して下ってくると『登龍の滝』に着きます。
滝壺にはお不動様が祀られています。
ここが隕石の落下地点だそうです。
御神水『明星水』があります。

隕石の落下地点




ご降臨の縁日である2月8日には1年の厄除けと御加護をお願いする『星祭』が行われます。
『星祭』の半年後の7月7日に『七夕祭り』、七曜星(北斗七星)が降臨した7月28日に『星降り祭』(ほしくだりさい)が例祭として執り行われます。

とにかく星にまつわる神社ですね。

いくら足腰丈夫でいつも徘徊で歩き回ってる母とはいえ、急な山道もあり途中不安でした。
転ばないようにちょっと手を引っ張ってあげたり、お尻を押してあげたら難なく全部まわれました。
しんどそうな様子も全くなし!
素晴らしい…

皆さんもぜひ登って参拝してみて下さい。


◆星田妙見宮◆

https://www.hoshida-myoken.com/

◆アクセス◆

・JR学研都市線 星田駅 徒歩20分
・京阪電車交野線 私市駅 徒歩30分

・表参道駐車場 約20台(裏参道は駐車禁止)

◆授与所窓口受付◆

・平日 8時〜16時半
・土日 8時〜17時
 (10月中旬〜1月末まで16時半)

◆御祈祷受付時間◆ 

・9時〜15時半



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