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杉浦幸子教授とミュゼオロジー(死霊美術論#20)

 私が武蔵野美術大学で最も影響を受けた教授は杉浦幸子教授かもしれない。

 というよりも、取り組むメディアは違うが同じ手法を導入している気がしていた。

 杉浦幸子教授は美術館学、ある種の美の立体編集を先行者の実践をテーマに、ミュゼオロジーと定義し取り込むが、なんのことはない。

 杉浦教授のほうが私以上に意識してちゃらんぽらんだということである。

 よくグループワークをさせて自由にやらせるのが、杉浦教授の授業のやり方で、ほとんどカオスな状態で、圧倒的なコミュニケーションの束の中でアドリブ的なコミュニケーションをさせられる。

 下品な言い方になって恐縮だが、性的目的の欠いた乱交セックスのススメ、立川真言流的な悟りの練習のように私は感じた。

 圧倒的な会話の量によって、誰と誰と話したが覚えていないが、この体験が後にYouTuber、更に不謹慎系YouTuberとしてあらゆる領域の人間たちと話せるキッカケになった気がする。

 もちろんこの同類に株式会社DeNAの逆転オセロニア・コミュニティ・チーフ香城卓氏がいるが、

 コミュニケーションはやっぱり聞いたり受け身になる許容性が重要になる。

 というわけで、英語以上に英語な授業だったと思う。流石、津田塾です。

 

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