仕事と子育ての両立についての徒然事。


ワーママ生活。9年目。子どもは小学4年生と2年生になりました。

娘がまだ保育園児の頃、育児を優先したい、子ども達との時間を削ってまで仕事をしたくない、と思っていた。

子ども達は、すぐに大きくなってしまう、と知ってしまったから。娘も息子も、赤ちゃんの頃から、可愛くて仕方がなかった。
赤ちゃんから一年間、育児休業を取っている間に、実感したのだ。
彼らは、いつまでも赤ちゃんではなかった。

1日、1日、大きくなる。1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、日々過ごすうちにできる事が増えて、昨日とは違う一面を見せてくれた。
すごいのだ、子どもは。毎日、大きくなる。
どんなに可愛くても、後には戻れない。
毎日の成長を見逃したくはなかった。

一年の育休を経て復帰した時に思った。
彼らの成長は、本当に早い。
毎日見ていても飽きない。
私、子どもを預けてまで働きたいのかしら、と。

幸いにも夫の収入で食べてはいけそうであった。
夫も、働けとは言わなかった。
むしろ、私は誰にも何にも言われなかった。
唯一、おばだけは、働いた方がいい、と言っていた。

私は働く事を選択した、というより働く前提でいた。働かない自分は、あまり選択肢になかった。
今も、あまりない。いざ、何かあったらスパッとやめるだろけど、今のところやめる気はない。
何でだろう。

子ども達、大好き。
でも毎日、自分が、家にいる必要は感じない。

自分が、仕事をしている方がいいように思う。
娘も息子も、私以外の人に関わる時間が増える。
以前は保育園、今は学童保育。
ファミサポさんやシッターさん、仕事や学校の友人知人なども。
親だけでは足りない事、出来なかった体験をできているように思う。

寂しい、子どもが嫌がっている、とかなら話は別なのだが、幸いにも、我が子達は、学童大好きで、「ママ、仕事辞めないでね、学童行きたいから」と言うまでになった。

何が楽しいのか、というと、学童でお友達と遊べる事。
家が近所でもなければ、親同士知り合いでもなくても、上下関係なく異学年の子達とも遊べる。
指導員の先生方、アルバイトの大学生達や、年配のおじいちゃんなどもいて、家にいたのでは会えない人達にも遊んでもらえる。
季節のイベントやおやつもあり、家にはないおもちゃもや漫画、本もあり、工作をしたり、外遊びをしたり、楽しい事が揃っているそうだ。

今、週一回は、学童に行かず、帰宅してくる。
学童に行っていない子の時間も体感している。
好きなお友達と遊びに行ったり、散歩したり、一緒に遊んだり、夕ご飯を作ったり、する。
のんびりして、いい時間を過ごせている。

その上で、学童にいっていて、良かったなぁ、と思うのだ。

正直、子ども達と一緒に居られる時間、もっと取れたらいいな、と思った時もあるけれど、今の状態は決して悪くないな、と思っている。

共働きだと平日の習い事が難しい、とかもあるけど、これも、他の人の力を借りて、出来ている。

大きくなってきた子ども達をみて、そんなに早く大きくならないでね、と思うし、寂しいなぁ、と思う。

段々と、自分で出来る事が増え、子どもだけの時間も増え、母の時間が子どもに割かれる事が少しずつ、減ってきた。

これから、さらにそうなるだろうと思う。

子育て中も仕事を手放さなかった事で、手ごたえがある仕事が私には残る。

暇になったて、これといってやりたい!と燃える事がなくなっているのだが、仕事があるから、正直、助かっている気はする。

子育てに費やしてきた情熱を、仕事に注げるだろう。
小さな頃と同じ熱で、思春期の子どもに対応したら、鬱陶しがられて親子関係は上手くいかない気がする。

ワーママ9年目、色々あったけど、仕事、手放さなくて良かったなぁ、と、思っているところ。

低空飛行でも飛び続けていれば、いつか、再浮上する時もくる。今、少しずつ浮上しているかな、と思う。


元来、何かやる事がないと、生活が成り立たないタイプなようで、情熱を注げる対象が必要なんだと思っている。
仕事と育児、両立というより、絶妙なバランスで、すすめている。

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