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惑星『たこやき』

インバウンドの方に
人気の食べ物はたくさんありますが、
寿司、ラーメン、とんかつ、カレーライス
焼き鳥の他、そのまま日本語で通じる
人気の食べ物が『たこ焼き』です。
 
さて、『たこ焼き』は、
いつぐらいに誕生したのでしょうか?

起源は、明治時代。
東京で生まれた「もんじゃ焼き」だと
言われています。

大正時代になって、
持ち帰りできるように
「もんじゃ焼き」の改良始まります。

そこで誕生したのが
水の量を少なくして
焼き上げた
“どんどん焼き”でした。
 
当時の“どんどん焼き”は、
くぼみのついた鉄板に
小麦粉を溶いたものを流し、
こんにゃくなどの
具や醤油を入れ、ネギや鰹節を
まぶして食べました。

こうして誕生した
“どんどん焼き”は、
関西では“一銭洋食”と呼ばれ、
ソースなどを塗って
食べられるようになっていきます。
 
その後、具材としてスジ肉を
使ったラジオ焼きが誕生。
ラジオ焼きという名前は、
当時の流行最先端の
ラジオから命名されました。
 
そして、昭和8年、
世界ではヒットラーが
ドイツ首相に就任した年
大阪・会津屋の創業者、
遠藤留吉さんが
ラジオ焼きを改良し、
醤油味の牛肉を入れて
“肉焼き”として販売したのが
『たこ焼き』の元祖となります。
 
肉焼きは、昭和10年に
タコと卵を入れる明石焼きに
影響を受けて、牛肉ではなく、
タコと卵を入れるようになり
現在の『たこ焼き』と
なったのでした。
 
戦前は、生地がダシや
醤油風味で味が付いているため、
何もかけずに食べるものが
大半でしたが、
昭和23年に、とんかつソースが
発明されたことによって、
それ以降使われるようになっていきます。
 
ちなみに元祖の会津屋さんの
たこ焼きはソースが
かかっていません。
それは、初代の信念である
ジューシーなたこ焼きを
そのまま食べるスタイルを
代々守っているからです。
 
最後に…何と地球から4億キロも離れた、
牡牛座の中に“たこ焼き”という名の
惑星があるのをご存じでしょうか?

惑星を発見した方が、2001年に
大阪で開催された
“宇宙ふれあい塾”の会場で、
惑星の名前を公募したところ、
「たこやき」が一番人気となり、
命名されたのでした。


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