X後
11月中頃のXの仕様変更。まるで学校の卒業のようなムードが漂っていた。卒業後の進路は様々だ。地元(X)に残る人、インスタ系、創作特化系、タイッツー、ブルースカイ。多くの人は「フォロアーさんがいるところ」「公式が」「推し絵師が」など周囲の動向を見ながら自分に合う場所を探して動いている。
私が動いたのは実は昨年の7月、タイッツーが生まれた時だ。確かあの時もTwitterの仕様変更があった。読み込みができなくなったり(限度?)、関連した無料のサービスが立て続けに存続が難しい状況になった。怒りのツィートが流れる中、実は私は「Twitter自体無料で使ってるんだから、運営側が都合で何かを変更しても(アナウンスがしっかりあれば)いんじゃね?」と思っていた。正直おすすめに流れてくるイーロン氏へのヘイトに嫌気がさしていた。その頃、そのTwitterを茶化すようなネーミングのタイッツーと出会ったのだ。
タイッツー黎明期。なんだか昔懐かしいTwitterのにおいがした。パプリックに流れてくるなんでもない人のつぶやき。アイコンすらみんな既存のタイツイラスト。だれこれ構わず「いいね」をする気楽さ。公園のベンチで様々な人が人生を生きているのを眺めるような緩やかな空気。大手の企業はほとんど居なかったが、街の商店街のような賑わいで、管理人のポストや動向から感じられる人柄もあり、タイッツー自体をみんなで支えているようなそんな雰囲気の場所だった。私もアカウントを作り、新しい世界の住人たちと特に太い繋がりも持たずに緩やかに過ごしていたと思う。
XのTLはたくさんの知り合いがいてとても楽しい。だが、Xの仕様を利用したインプレッション稼ぎ、ただただ攻撃する為だけに存在するアカウント、マメに調整しないとあっという間におすすめに溢れる暗い過激なニュース。ゲーム創作畑にその頃はいたのだが、ソシャゲという制作運営側とリアルタイムで交流(?)がある全く新しい世界になかなか馴染めず息苦しい時も多々あった。自分の発言が、ほかの立場から考えたら害となる感覚(実際被ブロックもいくつか知っている)。鍵垢による引用RPも年単位で続き、まぁ要するに疲れたのだ、Xに。
私はSNSに何を求めているのだろう。1番は恐らく人の考えを読むことだ。元々個人ブログや日記が好きで、それが140字となり次々と流れてくる。ちょっとした時間でも読め、空いた時間の一服を楽しんでいるようだ。推しに舞い上がるポスト、ゲームを楽しむ姿、同世代~少し若者たちの日常、バズるような面白(もしくはちょっとええ話)ポスト……。それらを求めるならやはりTwitterが1番合っている。
では結局どうするか。
少し前にブルースカイを試用した。あの頃は招待制で閑散としていたが、今はポツポツとよく見るアイコンやハンドルネームを見かけるようになった。実は積極的に繋がろうとはしていない。Xの私とは多分違うスタンスで利用するつもりだからだ。
ブルースカイでは今まで抑えていた「嫌いだな」という気持ちや政治などについても少し呟いている。だいたい万人に受け入れられる人なんて居ないんだから配慮しすぎることなんてないのだ。他人の嗜好なんて犯罪や著しく非道徳的なことでなければ本当にどうでもいいはずだ。私は猫が嫌いだしバナナやメロンも嫌いなんだ。
結論、暫くはX(鍵垢に変更)を主体にしてブルースカイで一服をするみたいな感じでやってみようかと思う。これも「今」の考えなだけで、自分が何を求めているか、それに対して現状はどうか、を考えながら今後も色々と運用していきたい。お気に入りのカフェや気分転換する方法が変わっていくように。
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