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麻雀54:これも麻雀【最強戦2023#7】

女たちの殴り合い

優勝は篠原冴美。終始、強気のリーチで攻め切ったのが吉と出た格好。
客観的に見て、他3名の対局者である菅原千瑛、仲田加奈、小宮悠の方が格上。しかし、勝ったのは篠原だった。

これも麻雀〜実力と運

麻雀は強いものが勝つのではない。勝ったものが強いのだ。

この言葉が示す通りの結果となった。その意味で、篠原は一発勝負の最強戦ファイナリストに相応しい。

麻雀は理不尽なところが面白い。ある程度のレベルに上達していくと、その理不尽さが理解できる。しかし、真の実力を持つ者に勝ってほしいと思ってしまう気持ちもある。
だからこそ、敗者にもドラマがあるのだと思う。

負けてなお実力を示す

菅原千瑛
Mリーガーとして苦戦しているものの、女流プロの中では勢いを感じる打ち手だと思う。この日も、篠原と最後まで競りあっての惜敗。惜しいところに常にいることが実力の表れだと思う。

仲田加奈と小宮悠。
いずれもタイトル獲得経験があり、実績は十分。その実力は予選卓においてみせた。
二人とも、この大会で優勝し、ネクストMリーガーとしてアピールしたかったことだろう。

二人からは運が介在する余地がないほどの圧倒的な実力を身につけたい、そんな願望、プロ意識が見えてくる。この敗戦の悔しさをバネに、研鑽の道を歩んでさらなる高みへ到達してほしい。

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