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綺麗なお金の使い方、知ってますか

今回は、文筆家である千田琢哉さんの著書、
「人生を変える、お金の使い方」を紹介します。
お金を使うのに上手も下手もないと思うかもしれませんが、
著者の千田さんは以下のように述べています。

綺麗なお金の使い方を知り、実際にお金を美しく使い、
複数のブーメランを投げておくことは、
人生における最高の投資なのだ。

これは、著者の千田さんが実際に行っていることであり、
多くの成功者にも共通している心構えだそうです。
例えば、あるサービスがあなたにとって、価格以上の
価値があったと判断できたので、相手に感謝の気持ちを
示しながら支払いをしたとします。
あなたにとっても、相手にとっても、その取引により
利益が出ている、このようなwin-winの状態になると、
お互いに感謝し合う形になります。
このようなお金の使い方を心掛けることが
大事だと言っています。

逆に、もっとも醜いお金の使い方は、客という立場を利用して
値切り倒すという行為です。
相手の信頼を無くしてしまい、このことは心に深く刻まれて
しまいますので、人脈と人望を失ってしまいます。

皆さんも、この本の内容を通してお金の使い方を考えていきましょう。





良い人間関係を作るお金の使い方

オンラインショッピングが当たり前となった世の中ですが、実店舗を
利用して買い物をする人は、まだまだ多いのではないでしょうか。
その際に、あなたに心掛けてもらいたい事があります。

それは、あなたが良い、素晴らしいと思ったお気に入りの店員から
購入してほしいということです。
あなたの買い物は、対応してくれた店員の成績を上げることに貢献し、
その人の給料をいくらか上げることになるのです。
「少しでも報酬が増えて、美味しいものでも食べてもらいたい」、
そう思える相手から買ってください。

これは、気に入らない店員へのいじわるではなく、良好な人間関係を
築く上でとても大切な習慣であり、実際に多くの成功者が
実行していることでもあります。
関係が上手くいっていない相手と取引をしても、
いい成果を出すことは難しいでしょう。

嫌いな相手と我慢して取引をするような優しさだけの付き合いでは、
相手になめられて終わる結末になってしまいかねません。
相手と対等な関係を保ち、腑に落ちない結果を避け、
納得のいく人生を送りたいのならば、あなたの大切なお金を
誠実な相手に支払うことを心掛けてください。



ここで、人間関係において与えすぎることは良くないんだという
重要な話をしておきましょう。

例えば、あなたの勤めている会社には羽振りのいい社長がいて、
利益が少し上がった程度でも社員の給料やボーナスを増やそうと
してくれる会社だったとします。

社員たちは、最初に給料を上げてもらった時には喜ぶと思いますが、
次第に給料が上がっていくことが当たり前になってしまい、
感謝しなくなってしまうのです。
それどころが、業績が悪くなって減給せざるを得なくなった時は、
文句を言いたくなるでしょう。



会社を例に挙げましたが、このようなことは人間関係全てにおいて
言えることなので、友人でも、恋人でも、家族でも、いい顔をして
与えすぎてはいけません。
与えられることが当たり前になると、相手は感謝しなくなるどころか、
「もっとくれ」と要求するようになり、仕舞いには与えてくれない
あなたを憎みさえするでしょう。

しかしそれは、相手が元々そういった人間であったということでは
ありません。あなたが与えすぎたことによって、自己満足に
浸りたかったという所に問題があったのです。

お金や愛情は、与えすぎると良好な人間関係を壊してしまい
かねませんので、相手の感覚を麻痺させてしまうほど
与えないように十分気をつけなければいけません。





成功するためのお金の使い方

著者は、長期的な成功者の生き様を見てきて、
感動したことがあるそうです。

ある成功者は、自分で決めた貯蓄額を超えた分は全て使い切ると
決めていて、財産が増えすぎないように慈善活動や自己投資に
使っているそうです。
こうしたお金の使い方は、自分を成長させるための
勉強代なのかもしれません。

大富豪であれ誰であれ、目標の貯蓄額を超過した分を勉強代に
回すようにすると、次のようなことが起こります。

勉強代は増えていっているのに、収入がそれを上回り、超過分の金額を
使いきれなくなってしまう・・・
信じられないかもしれませんが、この「正のスパイラル」が
実際に起こっているんだと著者は述べています。



誰もがこの正のスパイラルに乗りたいと思うことでしょう、
そのためにはまず、年収分の貯金をすることです。
そして、そこからはみ出した分を全て勉強代に回しましょう。

今やっている仕事で、あなたの能力を伸ばしてくれそうな本を、
全て読むつもりで勉強します。
自分の職場で1位を目指すのではなく、自分の職種で1位になる
つもりで勉強してください。

そうして、自分の仕事の分野でプロになったら、今度は世の中の
仕組みを知るために、政治や経済の本を読んでみましょう。
ここで、難しいものを選ぶ必要はありません、自分が面白いと感じて、
理解できる本を選ぶようにしてください。
人はそれぞれ知識の量が違いますので、スタート地点は異なります。
自分のレベルに最も適した勉強法は、自分でしか見つけられないのです。

こうして自己投資をすることで、あなたの収入は増えていきます。
本を読んで勉強することが自己投資であると申しましたが、
この世で最強の投資は本であると断言することができます。

自分よりはるかに人生経験が豊富で、頭の良い人たちが、
わずか千円程度払うだけで、惜しみなく知識を与えてくれるのです。
このように言うと「いやいや、本よりも実体験のほうが大事だろう」と
思う人もいるかもしれませんが、人生で成功するためには
読書を継続することが必須です。

経験は、自分と同レベルの人脈(集団)の中で得られるものですから、
同レベルの人間が集まったところで同レベルの知恵しか生まれず、
あなたはそのレベルから突き抜けることができないのです。
頭のいい人が一生かかって習得した知恵を、わずかな投資で、
しかも数時間で得られる可能性が高いのが読書です。


この世で最強の投資は本であり

本が高いと思うのは、その人が未熟だからである。

本に使ったお金は、知性とともに

何倍にもなって自分に返ってくる。


あなたが成功者になりたいのであれば、自分が読書を否定しないのは
もちろんで、読書を否定する人にも近づかないようにすることが重要です。
読書を否定する人は、「そんなことをしたって無駄だよ、それよりも
もっと人付き合いを大事にした方がいい」などと、あなたのことを
邪魔してくるのです。
これは必ず起こってしまうことで、あなたがもっと成長しようと、
読書以外にもセミナーへの参加や留学など、勉強のために
お金を使い続けると、周囲からいろいろな雑音が聞こえてきます。

もしあなたがそのような状況になったとしたら、周りにいちいち
過剰な反応を示すことだけはやめておきましょう。
邪魔者たちからすると、頑張っているあなたが怖くて目障りなので、
あなたの努力を妨げるようなことを言っている訳です。
人間は、本能的に卑しい心理が働いてしまうもので、時間をかけて
自分を成長させるよりも、身近で努力している人が成長しないように、
足を引っ張る方が楽なのです。

そんな周りからの雑音を聞き流すために、

将来の大物が修行中なのだから黙っていろ!

と、心のなかで叫びましょう。


一度突き抜けてしまえば、周りの人たちはあなたを別格だと
認めざるを得なくなり、説教は聞こえてこなくなります。
雑音は無視してさっさと成長し、あなたの人生のステージを
1段階上げてしまいましょう。

終わり








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