見出し画像

ロサンゼルス生活60日目

ついに60日目。ロサンゼルスに来てから約2ヶ月が過ぎたことになる。食べもののことでも書いてみようと思う。60日目や2ヶ月とは一切関係ない。

ビール。アメリカのビールはどれを飲んでもうまい。どんなに安いビールでも私には合う。スーパーで最安値のものを私はいつも箱買いしているが、どれもこれも全然アリなクオリティである。

基本的に私は薄いビールが好きだ。ビールというのはその地の気候に合わせて作られているのだろうか、ロサンゼルスで売られているさっぱりとしたビールはこちらの乾いた気候にとても合うと思う。

アサヒ・キリン・サッポロといった日本のメーカーが作っているビールもこちらにはあるが、私はあまり好んでいない。ロサンゼルス風に薄口になっているのだと思うが、それでも私には濃い。日本にいる時からそうだった。私はビールよりも発泡酒や第三のビールを好んで飲んでいた。日本のビールは私には濃くて重たい。

スーパーマーケットで350ml缶の30本入りが20ドル弱で売られている。一本あたり約100円ぐらい。日本でビールを買うよりも安いのではないだろうか。私はこの30本入りの箱を買うと、いつも肩に担いで持ち帰っている。最寄りにスーパーから自宅までは徒歩で約15分。地味にしんどい作業である。そして少し変な人になっているような気もしないでもない。

野菜。最近は野菜を焼いて食べることにはまっている。よく焼いているのはジャガイモ。ジャガイモを切ってフライパンで焼き、塩と胡椒で味付けする。それだけ。それだけでうまい。日本でもたまにやっていたが、こちらの方がジャガイモはうまい気がする。うまく表現できないが、それ自体の味がしっかりとしている気がする。

ナス。ナスもよく焼いている。こちらのナスはでかい。でかいというか長くて太い。日本のスーパーなどで見かけるナスと比べると、もしかしたら5倍から10倍ぐらいあるかもしれない。これも焼いてよく食べている。味付けは鰹節と醤油。日本で食べるのとほとんど変わらないクオリティになる。

ベルペッパー。これて日本で言うとパプリカになるのだろうか。もしかしたら違うものなのかもしれないが、私にはパプリカにしか見えない。もしくは巨大なピーマン。ドリアン助川さんの『新宿の猫』という作品の中にピーマンの丸焼きという料理が登場する。名前の通り、ピーマンをただ丸焼きにしただけの料理である。それを読んで私もやってみたくなり、以前に日本でやってみたところとてもうまかった。

このピーマンの丸焼き。これをベルペッパーでも試してみたい。そう思いついてしまった。思い付いたらやらずにはいられない質である。早速自宅で焼いてみた。ピーマンに比べて遥かにでかいのでとても時間がかかった。もういいだろうというところで火を止める。ちょっと焦げた。火が強すぎたか。丸焼きというよりはベルペッパーのステーキのような雰囲気。醤油と鰹節をかけて食べてみる。うん。全然いける。いけるがピーマンの方がうまいかもしれない。ピーマン特有の苦みがベルペッパーにはない。いやこれはこれで全然いけるけど。

これからも様々な野菜を焼いていこう。まだスウィートポテトを試していなかったな。次はそれだ。ジャパニーズ薩摩芋 VS アメリカンスウィートポテトを勝手に試そうではないか。コーンとかも焼いてみたらうまそうだ。

そろそろ自宅にホットプレートが届くころである。自宅でもんじゃ焼きを試そうと思っている。こちらにはもんじゃ焼き屋を見かけない。お好み焼き屋でもんじゃも出しているところもあるのかもしれないが、もんじゃ焼きが看板メニューになっている店はなさそうである。

葛飾区と足立区の両親から生まれた私。東京下町のハイブリッド。もんじゃ焼きは私の実家のソウルフード。勝手に親善大使としてもんじゃ焼きをアメリカに普及させていこう。ことあるごとに人を自宅に呼んで、もんじゃ焼きを振舞っていこう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?