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たった3つ。自律神経を整える簡単な習慣


多くのお客様に私が毎回お伝えしている”自律神経を整える生活習慣”があります。

大きく分けて、

①全身を温めること
②おなか(腸)を整えること
③甘いもの・カフェインとの付き合い方

の3つについてお話させていただくことが多いです。

このポイントに気を付けるだけで、施術効果をなるべく維持し、自律神経が整った健康的で良い気分の生活を送ることが出来ます。

この記事では、自律神経を整える3つの生活習慣についてお話しします。


①全身を温める習慣


“冷え”はイライラや抑うつ、免疫や自己調整力の低下につながります。


体を温める「陽性食品」をとる


朝と寝る前に、お白湯など体を温める飲み物を飲みましょう。

緑茶は体を冷やす傾向にありカフェイン多く含まれるので、焙煎されたほうじ茶か紅茶、または烏龍茶がおすすめです。

これに加えて、もう一工夫でおすすめなのが、乾燥生姜です。
乾燥粉末生姜を耳かき一杯分、混ぜるのも体質改善効果が強く期待できます。


乾燥粉末生姜はで1000円前後(数か月分)で買えます(Amazonなど)。


根菜類やネギ、カボチャ、ニンニク、ショウガ(下図参照)などを積極的に食べます。
逆に体を冷やす食品は摂りすぎないように注意します。



主に下半身を温める(頭寒足熱)

特に冷えが強い人は、靴下の重ね履きやヒートテックなどのズボン下を履くことをお勧めします。

靴下を重ね履きする際は、できれば綿や絹などの天然素材で作られた5本指ソックスを履いて、その上から通常の靴下を履くのおすすめです。


ただし、寝る時は睡眠の質を保つために靴下は脱ぎます。


また入浴は40℃前後で20分ゆっくり浴槽に入ると温活効果が上がります。また睡眠の質を考えると就寝の90分前に済ませるのが理想です。


②おなか「腸」を整える習慣


セロトニンやドーパミンなどの幸せホルモンは、腸内環境が整っていないと作られません。特に便秘や下痢の人は要注意です。


発酵食品などの善玉菌を食べる


・乳酸菌食品、発酵食品を積極的に食べましょう。ヨーグルト、漬物、納豆、黒酢などは心と体を強くします。


乳酸菌は免疫力を高めたり体に必要なビタミンを体内で生成する作用があるのですが、セロトニンやドーパミンなど、


心を安定させたりやる気を向上さる。いわゆる“幸せホルモン”の生成にも大きく関与します。


ちなみにうつの人はビフィズス菌が不足していると言われています。


果物、野菜を食べる



果物に含まれる食物繊維や酵素、オリゴ糖はお通じを良くしたり、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌のエサになります。


ヨーグルトを食べることと以上に餌を増やすことが大切です。


また果物を食べるなら満腹状態の食後より、食前がおすすめです。

油を選ぶ

えごま油、アマニ油、青魚の油に含まれるオメガ3系の油は抗酸化作用があり、便秘解消や認知機能の向上に役立ちます。オリーブオイルにも同様の作用があります。


また豚肉や牛肉に含まれる油、サラダ油、そして洋菓子やジャンクフードに含まれるマーガリン、ホイップクリームなどのトランス脂肪酸はなるべく摂らないようにしましょう。


トランス脂肪酸はうつ病や心疾患の危険因子となり、世界的に健康への危険性が指摘されています。

原材料に、マーガリン、ショートニング、ホイップクリーム等と書かれていたら要注意です。

満腹まで食べない


体の良い食品をいくら食べても、量をたくさん食べ過ぎてしまう事は腸に負担をかけて、それ自体が腸内環境を悪化させる要因になります。


③甘いもの・カフェインに気をつける習慣


糖質やカフェインを摂りすぎることは、体を興奮させるホルモンの働きが過剰になります。結果的に不眠や精神疲労を招きやすくなります。


GI値の高い食品は要注意


「GI値」とはグリセミック指数値といって、GI値が高い食品ほど短時間で急激に血糖値を高めてしまいます。

GI値の高い食品を食べて短時間で高くなった血糖値は、インスリンの働きにより急激な低血糖状態を引き起こします。

食べる前より血糖が低くなるので、ボーッとしたり、眠くなったりします。この状態を体が察知して血糖値を再び高めるためアドレナリンやストレスホルモンを過剰分泌させてしまいます。

この繰り返しがやがて不眠やイライラ、抑うつにつながります。

GI値の高い食品とは「精製された砂糖や小麦粉がたくさん入った甘い食品」です。

どうしても食べたい時は、GI値の低い食品を先に食べてから食べましょう。GI値の低い食品には、食物繊維が豊富に含まれており、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。


【参照サイト】
糖尿病ネットワークHP
オオツカプラスワンHP

カフェインに頼りすぎない

またカフェインも一時的に血糖値を上げたり神経を興奮させて、体をエネルギッシュにしてくれますが、

あくまで“まやかしの元気”です。

体力の消耗を早めることにもなるので糖質同様に長期的には強い疲労感や不眠につながります。


またカフェインの摂りすぎにより動悸やめまい、吐き気、焦燥感、不安、パニック発作を引き起こすことも指摘されいます。

だから自律神経が乱れている時は注意が必要です。

ただ、カフェインといえばコーヒーですが、コーヒー自体は悪いことばかりではありません。

クロロゲン酸という抗酸化物質も含まれるため、適度に嗜むのは良いことです。

症状が強いときは控えたほうが良いかもしれませんが、我慢がストレスになるのも考えものです。

人生の楽しみは保ちつつ、適度な距離感をもって付き合いましょう。

【この記事の筆者の書籍です】



参考書籍】:①『幸せになる医術 これが本当の「冷えとり」の手引書』進藤義晴、②『スタンフォード式 最高の睡眠』西野精治 ③『うつ病・自律神経失調症 治る人治らない人』鈴木直人 ④『「腸内酵素力」で、ボケもがんも寄りつかない』 高畑宗明  他多数


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