イチョウ並木 ~撮影旅行よもやま話集~
#私の作品紹介
かつては大垣駅~東京駅間に、夜行の普通列車が運行されていました。
愛知県の大府駅に到着出発するのが、午前0時過ぎだったので、青春18きっぷを使って旅行する方々が、大府駅で待機していて、駅の改札を0時過ぎに通過することで、青春18きっぷを完璧に使いこなすなんて工夫をしていることでも、かなり有名だった普通列車でしたね。
後に『ムーンライトながら』なん小洒落た名前が付いた、指定席券が必要な夜行快速列車になりました。
いつの間にか臨時列車のみの運行となり、2021年春の臨時運行を最後に、新型コロナウイルス感染症の流行による影響での利用客の行動様式の変化と、使用車両の老朽化を理由にして、ついに廃止となってしまいました。ホント残念だネ!!
そんな大垣発東京行の夜行普通列車に乗車して、東京まで写真撮影の旅行に行ったこともありました。
金曜日の深夜なんかだと、職場の懇親会などに参加して、名古屋の繁華街でお酒を飲まれて帰るところなんて乗客も多くいて、気持ちよく寝てしまって・・・乗り過ごすなんて方も結構多く居ましたよ。
ほぼ上りの終電でしたから、一駅でも乗り過ごしてしまったら、下りの終電は通過後で、列車ではもう戻れない帰れないんです。
ちなみに私も終電で数駅乗り過ごしてしまい、駅前でタクシーを拾って自宅まで帰ったら、料金が約8000円だった、懇親会の会費よりもタクシー代の方が高かったなんてこともありました。
更にあるときには、酒酔いの勢いもあって、約3時間歩いて帰ったなんてこともありました。
私の職場の同僚も「気持ちよく眠ってしまい、気が付いたら早朝の東京駅、仕事もあるから仕方なく始発の新幹線に乗り、名古屋まで戻ってきたんだ、ちょっと遅刻だったけどね」なんて笑い話をしていましたね。
夜行の普通列車が東京駅に到着すると、中央本線の始発を待って信濃町駅まで行き、歩いて神宮外苑のイチョウ並木を目指します。
この神宮外苑のイチョウ並木は、ドラマなどのロケ地として結構多く使われている有名な所らしいですね。
流石に東京でもたぶん早朝ならば歩く人も少なかろうと、イチョウ並木が黄葉している様を、早朝に写真撮影してきました。
警備の警察官らしき方と遠くに何名か写っていますが、ほぼ無人で写せたのはラッキーだったと思っていますよ。
添付の風景写真に写り込んだ人がぼやけてブレているのは、三脚を使用して、カメラの絞り値をF16~22にまで絞り込んだために、シャッタースピードがスローシャッターの1秒~2秒程度に遅くなったからですね。
写真撮影した時間とは少しズレていて、写真には写り込んでいませんが、ラジオ体操の時間には近所の人?がイチョウ並木の歩道に大勢出て来て、ラジオ体操をしていましたよ。
人生100年、ピンピンコロリのための健康づくりは、日々の継続が大切てすからね~ 本当に素晴らしいことだと思います。
あまり努力しない私には、決して実践出来ていないことですが・・・
神宮外苑のイチョウ並木を写真撮影した後は、駅前で朝食を食べてから、明治神宮や新宿御苑などに行って、秋の風景を写真撮影をしたこともあります。
新宿御苑だと、樹齢100年を超える約160本のプラタナス大木が8列に整然と並ぶ、本格的で中々立派なプラタナスの並木もあったりして、黄葉すると綺麗な写真が写せたりするのですよ。
新宿御苑の自然(人工的に造られたものですが・・・)と、新宿の巨大なビル群の不思議なバランスの風景も良い面白い写真になります。
ただし、神宮外苑のイチョウ並木の黄葉と新宿御苑のプラタナス並木の黄葉が、同じタイミングで彩づく訳では無いので、本当は別々の日に写真撮影した方が良いのでしょうが、遠方から出て来て写真撮影している以上は、かなり無理な注文ですね。
また別の日の話ですが、2020年開催の東京オリンピックのために国立競技場を建て直した際、旧国立競技場が解体されて更地になった時に、ちょうど運良く写真撮影に来ていて、一時的に障害となる建造物が無くなっていたため、見通しが良くなっていて、その場から富士山がとても良く観えたことは、これも二度と再び体験できないであろう良き思い出となっています。
でもデジタル化した写真データが残っていないので、工事現場の塀や柵、重機などが結構気になったから、現像したフイルムをチェックした時点で、結局デジタル化まではしなかったんでしょうね。
なお東京行の夜行列車が無い今は、早朝着で東京方面に行く場合には、新宿行や東京駅行の夜行高速バスを予約して使っていますが、中々に安価で便利で良いですよ。
千葉県君津市にある「濃溝の滝・亀岩の洞窟」を24時間弾丸写真撮影旅行で観に行った時にも、往復、高速バスを乗り継いで行きましたからね。
ここまで『撮影旅行よもやま話集』を書いてみて、フイルム写真をデジタル化した際に写真を厳選し過ぎたためか、デジタル化した写真の絶対量が少な過ぎることを実は悔やんでいるのです。
現実に「こんな写真をこの場所で撮影したな」と頭の中では記憶していても、デジタル化した写真データが無い、といった残念な事態が弊害が多々発生していますから仕方ないですね。
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