又々　三脚が無い　～撮影旅行よもやま話集～

　ゴールデンウィークに大井川鐡道と寸又峡までＳＬと新緑の撮影に、一人でぶらっと出かけました。

　駅に『新緑の寸又峡』のポスターが貼ってあり、とても綺麗だったことに触発されてしまいましたね。

　ＳＬの撮影だけでなく、大井川鉄道の大井川本線の終着駅から、さらに奥にある寸又峡まで車で走ることにしたのです。

　ポスターのダム湖は綺麗なエメラルドグリーンのような色合いでした。

　でも、実際に行ってみると、前日が雨だったためか、残念なことにダム湖がなぜか泥で半分濁っていて、気に入るような写真にはなりませんでした。

　とは言え、寸又峡もダム湖周辺も新緑がとても綺麗で、何度でも撮影しに来たくなる、とても素敵な風景でしたよ。

　寸又峡温泉も秘境の温泉とかで、結構有名みたいです。

　ガッカリしたせいか、本人がボケているのか、歩き疲れたせいなのか、寸又峡の駐車場で三脚を車に積み込み忘れたらしい。

　自宅に戻ってカメラ等機材整理をしたら『三脚が無い』、何処にも見当たらない。

　寸又峡の駐車場までは確かに三脚も持ってきていて、カメラバックと三脚を車の後ろに置き、リアハッチを開けて・・・

　カメラバックだけを積み込んで、出発してしまったみたいです。

　カメラバックの方を忘れてこなかったのが、せめてもの救いですか・・・

　で、しばらくの間は撮影旅行に行く都度、写真仲間達に「今日は三脚積んだか～」とか「忘れ物は無いか～」とか、言われ続けましたね。

　撮影の次の日には馴染みのカメラ店に行き、現像を頼みつつ失敗談を話して、新しい三脚を「三脚は夏のボーナス払いね～」と言って買ってしまいました。

　社長には「毎度あり～」と言いながら、しっかり笑ってましたよ。

追伸

　駅の寸又峡ポスター、現地で観た風景と違ってました。

　左右が反転していましたよ。

　きっとポスターを作製した印刷業者が、ポジフィルムの裏表を間違えたままで、決定稿とし、最後まで誰も気が付かないまま、ポスター作成してしまったのでしょうね。

新緑寸又峡、夢の吊り橋のあるダム湖は、前日の雨のせいか半分濁っていました