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又 三脚が無い ~撮影旅行よもやま話集~

 撮影旅行の10日ほど前に、ヒトゴト部のトリ君が、急に職場に現れて、「ビデオ撮影をするから三脚を貸してくれー! 会社備品の三脚は他部署に貸し出されていて今無いんだ・・・」と言うのですよ。

 仕方なく車に積んだままの三脚を貸したのはいいが、三脚の返却は撮影旅行の前日までにとの約束だったのに、ちっとも返しに来ない。

 撮影旅行前日の夕方になっても三脚を返しに来ないし、ヒトゴト部に問い合わせると、既に帰宅したらしく社内にもいない。

 仕方が無いので、事情を説明して、催促のために自宅に電話をしてもらったのだが、まだ本人は自宅に帰っていないらしい。

 電話に出られた親御さんに伝言を伝えてもらったが、折り返しの電話もかかってこない。


 撮影旅行の当日、参加者も全員集まり撮影機材も全て積み込んだし、そろそろ出発時間になるので出発することとなりました。

 今回は三脚無しかとあきらめかけた時に、トリ君が三脚を持って、撮影旅行の集合場所に現れましたよ。

 マイクロバスが出発する予定時間の2分前と言う、ギリギリの出来事でした。

 「ご苦労さん、見送り係ヨロシク」と苦笑いで、トリ君から三脚を受け取っての出発となりました。

 おかげてトリ君は、朝早くから本来ならば関係の無い撮影旅行の、マイクロバス出発を、手を振って一人見送ることになりました。

 小生の場合は、風景写真を撮影する場合や望遠レンズを使用する場合には、基本、三脚を使用しての撮影となります。

 当然、撮影場所のルールとして、三脚の使用を禁止している場合を除きですよ~

 ピントの合う範囲を多くして撮影する場合、F16以上に絞りを絞り込む場合も多くあるのです。

 そうすると、手持ち撮影ではどう努力しても、手振れが発生してしまう、シャッタースピードが8分の1秒とか、4分の1秒での撮影となってしまうことも、多々あるためですよ。

 今時の最新デジタル一眼レフカメラならば、撮影素子が高性能になっているので、あまり問題にならないのかもしれません。

 ISO感度を6400とか、12800(機種によっては102400)にしてしまっても、何の問題もなく、綺麗に写真が撮影出来てしまうらしいですね。

 そうなれば、シャッタースピードを速く設定できるために、三脚を使う必要性も薄れているのかもしれません。

 しかし、フイルムカメラの場合はISO感度が50・100・400、子どもの修学旅行で何故か使うらしい「写ルンです」もISO400です。

 古いデジタルカメラの場合も、ノイズ無く綺麗に撮影できるのは、せいぜいISO800程度までです。

 また、水平や垂直を意識して撮影する場合にも、三脚は必須となりますね。

 よくあるケースは、水平線・地平線、ビルなどの建物の撮影の場合です。

 小生が主機として現在使っているデジタル一眼レフカメラ、ペンタックス645Dの場合で説明してみます。

 発売日が2010年6月と非常に古いモデルであるため、ISO200が推奨感度となっています。

 そして、ノイズ無く満足な撮影ができるのは、ISO400~800程度まで。

 無理して設定変更すれば、感度をISO1600まで使い撮影することも可能なのですが、残念ながらノイズだらけで無残な写真となってしまいますよ。 

新緑の緑が彩鮮やかな阿寺渓谷
新緑の緑が彩鮮やかな阿寺渓谷2

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