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ロックンロールモンスター井芹仁菜の生き様を見よ!(ガールズバンドクライ5話感想)

(オタクはすぐ神回って言う)
ガールズバンドクライ見てますか?
5話があまりにも神回だったので、これは熱いうちに感想を吐き出しておかないといけないやつだなと思い立ち急きょ感想記事を書きました。
当然のごとくガールズバンドクライ5話のネタバレを多分に含みますので未視聴の方はご注意くださいませ。




井芹仁菜は嘘が許せない

井芹仁菜という子は、純粋で実直でちょっと言葉(と行動)が過ぎる時もあるけど嘘はつけない性格です。
なので嘘をつく人に対してはすごく敏感に反応をします。

ライブチケットを売るために定価をちょろまかしてお得感を出して買ってもらおうとすばるは提案します。
でも仁菜は「噓つき」って白い目で見ます。
また、すばるが高校通ってるわけではないのにずっと制服を着てる理由で「(女子高生に見せた方が)色々と得する事があるから」と言うと、やっぱり「嘘つき」って言って軽蔑のまなざしを向けます。

その結果、すばるはライブで「嘘つき」と書かれたTシャツを着て出演する事になってしまいました。

たのしそう


「お前が歌うな」

5話の前半パートは、仁菜とすばるが新生ダイヤモンドダスト(※)のデビューライブに行くエピソードが中心になります。
(※ ギター担当の桃香さんが以前所属していたバンド)

ライブハウスの親父からデビューライブのチケットを譲ってもらいます。
その時に桃香さんがダイヤモンドダストを辞めた経緯もこっそり聞いてしまいます。
メジャーデビュー直前に売れ線の曲やルックスに路線変更するって言われ、その時に桃香さんだけ突っぱねたとの事です。

そして、仁菜とすばるはライブに2人で参戦するのですが、そこで見たものは、新生ダイヤモンドダストのボーカルとして歌う仁菜の友人の姿でした。
しかもその友人は、熊本時代に仁菜のいじめに加担していて、仁菜からは絶交されているという関係。

絶交した元友人が、仁菜が命の次に大事だったというバンドの新ボーカルになって、仁菜の心の支えになっていた曲を歌っている、
なんという負の奇跡
心中お察しします…

当然仁菜のトゲトゲゲージは振り切れ、ライブが始まったばっかりだというのに退席、過去最大級のブチギレモードに入ってしまいます。
(付き合ってあげるすばるはえらいよね)

「クソが!●ね〜〜〜〜〜〜〜!!」


熊本生まれ川崎育ちのロックンロールモンスター

ライブに黙って行ったことは桃香さんの知ることとなり、珍しく桃香さんはお怒りモードになってしまいます。

お怒りモードの桃香さん

そもそも、ダイダスを辞めた理由は桃香さんにとって触れられたくない過去であり、仁菜は以前にも怒られています。
普通、ここまで言われたならちょっとは申し訳なさそうな態度を示すかと思うのですが、負の奇跡で頭に血が上ってる仁菜は桃香さんに怒りの矛先を向けてしまいます。(狂犬すぎる)

路線変更したダイダスを桃香さんは「私がいた頃より売れてるから良い」と言いますが、それが仁菜のロックンロールハートに火をつけてしまいます。

場所を居酒屋に移して仁菜と桃香さんのレスバ再開。
仁菜は桃香さんがいた頃から変わってしまったダイダスを桃香さんが肯定するのはおかしいと主張します。
こんなクソめんどくさい仁菜に桃香さんはちゃんと向き合い応えてあげます。

別におかしくないだろ
私はもうあそこにはいないんだ
あとは自由だ、道はいくらでもあるし私にそれを否定する権利はない

バンドも人間と同じで成長もするし変化もするんだ
どんなもんでも変わっていくんだ

ガールズバンドクライ5話より

桃香さんの主張は「それはそう」としか言えないですよね。
でもこれは大人の言い分。
自分が本音を言わないことで面倒なことを避ける大人の言い訳です。
そんなものはナチュラルボーン・ロックンローラー井芹仁菜には通用しません。

ここの緊迫したやり取りはぜひ本編を見てください

私はただ桃香さんがやっていたダイヤモンドダストが好きなんです
あの歌で人生が変わったんです
だから負けてほしくないんです
納得もしてないのに自分が悪い、向こうが正しいなんて、そんな嘘言ってほしくないんです

ガールズバンドクライ5話より

井芹仁菜は嘘がつけない性格です。
それ故に仁菜の言葉は偽りなく、純粋でまっすぐに刺さります
桃香さんが自分の気持ちに嘘をつかないでほしい。
こんなにまっすぐに気持ちをぶつけられたら、こちらが折れるしかないじゃないですか…

桃香さんがダイダスを辞めた理由を語ってくれます。
今は我慢して、売れたら自分たちのやりたいことができるようになるからって、メンバーは必死に説得してくれた、それでも辞めた
だから自分が悪い、と。


桃香さんの「ごめん」

酔いつぶれた桃香さんをおぶって仁菜とすばるは居酒屋を後にします。
酔っ払って意識が朦朧とした中、桃香さんは「ごめん」と謝ります。
それを聞いたすばるは「嬉しかったのかもね」と言いますが、仁菜は「違うよ」と否定します。

桃香さんは誰に向けて謝ったのか?
仁菜に対してもあるとは思うのですが、おそらく元バンドメンバーに対してじゃないでしょうか。

謝りたくても謝れなかった、ずっと後悔していた思い
心にずっと刺さったままだったトゲ
それをロックロールモンスター井芹仁菜が抉り取ってしまったんだと思います。


新曲「視界の隅 朽ちる音」

とりあえずyoutubeで公開されてる動画を見てください。話はそれからです。


と〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜にかく、むちゃくちゃカッコいい!3DCGってもうココまでできるんだ!?
これ本当にすごくないですか??!?!??!??

(ここからオタク特有の早口)
特にライブハウスの空気感がとてもよく表現されていてビックリしました。
あまり広くないスペースに、そこそこの人数が詰め込まれた客席。
安っぽいけど数だけはあるライト、箱があまり広くないからライトも客席から近く無駄に眩しい
(おそらく)撮影可能ライブなのでスマホで録画しながら盛り上がる観客
そんな「ライブハウスあるある」の雰囲気がむちゃくちゃ出てます。
自分は地下ドルの対バンライブに行くのですが、ひと目見て、そうそう!こんな感じだよ!ってなりました。

それに加え曲に合わせた演出が見事すぎる。(曲がクソカッコイイというのもありますが)
自分が一番好きなところは、サビで曲が爆発的に盛り上がった瞬間にライトが一斉点灯、その直後に思いっきりカメラが引いて客席後方からのアングルになり、徐々にステージ上の仁菜と客席にいるお客さんにピントが合っていく、というところですね。
時間にしたらほぼ1秒あるか無いかくらいなんですが、ものすごい細かいことをやっていますよココは。

あとはもう、キャラ達の動きがカッコよすぎる!
ギターを弾きながら飛び跳ねる桃香さん、スピーカーに足を置き小指を立てる仁菜、クッソ楽しそうにドラムを叩くすばる。
ライブハウスでこの曲を聴きてぇ!ってなりましたもん。

ギターをカッコよく弾く桃香さん。大好き。
熱唱する2人。大好き。
すばるの華麗なスティック捌き。大好き。
客席に向かって小指を立てる仁菜。大好き。
このままCDジャケットになりそうなカッコよさ。大好き。

動画が公開されてからこの曲は鬼リピです。
サブスク配信ならフルバージョンも聞けます。みんな聞きましょう。


終わりに

2話のラストシーンで桃香さんが仁菜に言います。

ひん曲がりまくって、拗らせまくって
でもそれは自分に嘘をつけないからだろ
弱いくせに自分を曲げるのが絶対嫌だからだろ

それはさ、私が忘れていた私が大好きでいつまでも抱きしめていたい
私の歌なんだ

ガールズバンドクライ2話より

桃香さんが言った通り、仁菜は嘘がつけないクソめんどくさい素直な子です。
なので、忘れていた歌を取り戻して欲しいとどストレートに訴えます。(with  ソフトドリンク)
この辺も対比になっているのかな?と思いました。

わりと終盤のキモになるかなぁと思っていた桃香さんの脱退理由がこの回で語られました。
ロックンロールモンスター仁菜に出会わなかったら桃香さんはずっと後悔しながら生きていたかもしれません。(というか、旭川に帰っちゃってますよね多分)
桃香さんの歌によって人生が変わった仁菜が桃香さんの人生を変えてしまったというのもなかなか素敵な関係性だと思います。

次回からはベースとキーボードの子がガッツリ関わってきそう!
こちらも楽しみですね!


おまけ

すばるが烏龍茶をかぶるってなった時の桃香さんの悪そうな顔が好きすぎる。

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