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リュックベッソンの変わらないスタイルに魅せられる



「ANNA」鑑賞

ニキータの焼き直しか?と思しき作風だが
スパイ✖️暗殺者✖️トップモデル
頭脳明晰で運動センスのえげつない女は
不運な人生から脱却すべく苦しみながらも
足掻き続ける鉄の意志
自由を求める英雄の様な存在

おっと、これ以上はネタバレになるので
言わないでおきますね


女性の趣味は変わらないリュックベッソン

ロシアのスーパーモデルを抜擢し
クセの強すぎる役者を揃えて
凄まじいアクションムービーに昇華

映像は古いんだか新しいんだか
判断つかないような
少しトーンを落としたような色合い
かと思いきや原色だらけの映像だったり
まぁなんとも素敵
(1990年代のロシアが舞台)

伏線回収のスピード感
激しい銃撃戦のようなSEX描写
どんでん返し
そして相変わらず長い

どこをとってもリュックベッソン的

まぁこれほどブランド色の強い監督だから
一定の安心感と没入感を同時に与えてくれる

観ていて中折れしない

この作品に漂う冷たい暗さは
終始感じられるものの
最終的にはあるカタルシスへと導かれる
これぞ映画の醍醐味ではないだろうか

一番の魅力は主人公の決断力である

物語序盤でそれは観られる

強烈な自己決定が印象的で刹那的

ファンタジーの匙加減
純真な男たち
テクノロジー
ロシアっぽさ
柔術
ガンファイト

およそスパイ映画に必要なツールを揃えた
見事な作風

是非ご覧いただきたい

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