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パソコンの自作について思う事

こんにちは

最近、自作パソコンって熱いのかな?

何を隠そう私は、PentiumⅡの頃から10年ほど自作パソコンにハマりまくっていました。

小さいころから機械いじりが大好きで、ラジオや置時計なんかを分解しては元に戻せなくなりよく親に怒られてました。

プラモデルも好きで、いつかは部屋いっぱいに鉄道のジオラマを作りたいという夢を見ていましたね。

成人してからパソコンというおもちゃに出会い、子供の頃の感覚が蘇ってそれこそ夢中になりましたね。

パソコンで何をするかと言うと、ほとんどがゲームです。
本来の用途であるExcelやWordなどには目もくれず、ゲームとネットサーフィンばかりやってました。

ネットもアダルト中心ですwww。

パソコンが高級家電だった

当時はパソコンの普及率が今ほどではなく、家庭でパソコンを使っている人もそんなにはいません。

メーカーのデスクトップが、冷蔵庫やテレビよりもかなり高額でそれこそ高級家電でした。

小遣いをコツコツためてやっとの思いでNECのデスクトップを買って、それこそ寝る間も惜しんで、、、ゲームしてました。

でもパソコンの扱いになれてくると、メーカーパソコンの性能にだんだん不満が出てきます。

PCゲームの動作をもう少しスムースにしたい。

かといってすぐに新しいパソコンを買えるほど余裕は無い。

で、覚えたのが自作です。

自作の目覚め

NECを買って2年ぐらいしたころ、CPUと描画性能をグレードアップしたくなり、NECのデスクトップの筐体を眺めてみると増設もグレードアップもできないことが分かりました。

こうなったら自作しかありません。

近くに唯一あったパソコン専門店アプライドでパーツを買いそろえます。

ケース、CPU、マザーボード、HDD、メモリー、グラボなど一通り買っても10万以内に収まりました。

それで、以前のNECのスペックの2倍の性能(ベンチマーク)を叩き出せました。

それからは自作に夢中になってしまいました。

10年目ころに突如自作を止めた

新しいCPUが出ると、交換。

CPUのソケットに合わせて、マザーボードも交換。

グラボも度々新製品が出るので、交換。

HDDもディスク回転速度が上がると交換。

メモリー増設。

必要もないのに、SCSIやらでRaidをしてみたり。
(デイジーチェーンとか懐かしい言葉だなぁ。)

すると、確かに3Dゲームもストレスなくできるようにはなりました。

HDbenchのスコアを見ながら自己満足です。

当時主にやっていたPCゲームは、StarCruft、WarCraft、Diablo、Age of Empiresです。

それこそ寝る間も惜しんでやり倒しました。

それでもいつかは飽きてくるもの。

DiabloⅢが発売されて、レベルアップに課金が必要になったころからだんだんPCゲームから遠ざかるるようになりました。

始めはゲームのディスク1枚買えば、ゲームを完結できたものが、課金をしていかないと最後まで楽しめなくなった。

更に、PC主体のゲームが、プレステとかXBOXに移行し始め、パソコンでゲームするのはもはやメインではなくなってきた。

それと同時に、自作熱も徐々に冷めていき、Windows7辺りからまったく増設とかアップグレードしなくなった。

まぁ年齢のせいもあるのかも。

自作は終わりのない旅

自作は性能を求めてやり始めると本当にキリがないです。

CPUやグラボなど早いときは半年ぐらいで、新しい高性能の製品が発売される。

するとついつい試してみたくなる。

宣伝文句に踊らされて交換した結果、たいしてベンチマークも上がらなかったりするのに。

当時は(今もあるけど)ベンチマークの数値をランキングして競い合うようなサイトもありました。

CPUのスコアが少し高いくらいで、「何の価値があるの?」と今なら思うけど、ハマっている頃はわからないんですね。

自作の罠

自作の最大のメリットは、パーツの交換や増設が簡単にできお得にグレードアップできることですけど、実はこれが最大の落とし穴なんです。

パソコンの性能は日々進化し続けています。特にCPUの進化は早かったですね。

半年~1年単位で性能アップし続けています。この前取り換えたCPUが1年後には旧製品となる。

で、発売されたばかりの最新CPUは高額なので、半年ほど我慢していざ交換しようとすると、マザーボードのソケットが合わないことに気づく。

仕方なく対応のマザーボードに替える。(ソケットにアダプタかましてむりやりはめ込むこともできるけど、新しいCPUの性能を十分には引き出せない)

メモリでもグラボでも新しい製品が出ると、スロットの形状が変わっていたりするので、結局マザーボードまで交換することになるケースもある。

結局、新しいパーツの性能を十分に引き出すためには、それに関連したパーツも新替えしなければならないという羽目になる。

自作初心者にはこの負の連鎖が分かっていない。

「メーカーのパソコンは高いから、自作で安く組み込んで、更に後々安くパーツ単体だけ交換してグレードアップできればいい。」

と思っているあなた。そこに自作の罠が潜んでいますよ。

自作は自己満足

結論を言いますと、

自作は自己満足でしかない。

物を作るのが大好きだとか、パソコンの構造を深く理解したいとか、資金的に余裕があってとりあえず最新のものを誰よりも早く試したい。

というような人以外は、ほとんどメリットはないような気がします、

今はメーカー製でも低価格で必要十分な高性能のパソコンがありふれています。

自作を否定はしませんが、メーカーパソコンを買ってサクッと有益な作業に取り掛かった方がいいかも。

自作にハマっていた経験者からのアドバイス?でした。

それでは

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