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【超重要!】ポートフォリオとは?

 投資を始めると、最初は『何を買えばいいのだろうか』という疑問を持つ方が多いと思います。

 その疑問と同じくして、『どのようなポートフォリオを持つか』という問題も出てきます。

 普段の生活でなかなか『ポートフォリオ』という言葉は使いませんよね(笑)
 ですが、これが投資をする上でかなり重要なのです!

 ということで今回はポートフォリオについてです!

ポートフォリオって何ですか?

 さて、ポートフォリオとはなんでしょうか?

 ポートフォリオとは「金融商品の組み合わせ」のことを指します。「ポートフォリオを組む」という表現もよく使われます。

 実際にどんな商品を購入しようか、株はどの銘柄を買おうか、何株買おうかなど、を検討して金融商品を組み合わせることを指します。ローリスクの商品ハイリスクの商品を、自分のリスク許容度に応じて組み立てていきます。

 ちなみに、投資をしないで日本円だけしか持っていない場合は、同一通貨しか持っていないポートフォリオということになります。

バランスが大事

 投資目的や投資スタイル(一括投資か積立投資か)、投資期間によって、そして何より自分の好みによって最適なバランスは異なります。

 そのため、それぞれの資産や価格の振れ幅(リスクの大きさ)、資産同士の関係性などを考慮しながら組み立てていく必要があります。

 例えば、一般的に株式と債券は逆の動きをする傾向があると言われています。

「株価が下がった時に債券が支えてくれる、逆に債券が下落した時には株価が支えるという効果」を期待しながら、ポートフォリオを組むことで、リスクをコントロールしようと工夫するわけですね。

 ただし、リーマンショックの時のような経済危機が起こった場合は、ポートフォリオの工夫も虚しく、ほとんどの資産が一斉に下落する可能性もあります。(ただし、このようなことが日常茶飯事というわけではありませんので、きちんと備えることで下落幅を抑えることも可能になります)

 株などに限らず、基本的に元本保証のない投資商品で運用する場合は、これらの工夫をしながら長期間かけてゆっくりと増やしていくことを前提として投資をしましょう!

ポートフォリオは組んだら終わりではない!

 「リスクを抑える」という意味で、投資上級者であっても投資ビギナーでもポートフォリオの重要性は同じです。しかし、一度組んだら終わりというわけではありません。ポートフォリオは、状況に応じて「リバランス=資産配分の再調整」を行うことがとても重要になってきます。

 投資商品は、日々基準価格が変動します。各金融商品の資産価値が変動すれば、資産配分についても当初の割合から大きくズレてしまうことも考えられます。そのため、配分比率が減ったものを買い増す一方、増えたものは売却していくことで、あらかじめ決めた割合に戻していく。それがリバランスです。

 資産配分が変わることで、いつの間にか高いリスクを取っている…なんてことも起こり得ます。それを避け、リスクを想定内に戻すことがリバランスの大きな目的ですが、それ以外にも期待できる効果があります。それが、運用による収益率のアップです。値上がりした商品を売却し、割安となった商品を買う。これは投資の基本とも言われており、運用によって資産を増やす重要なポイントなのですが、値動きする商品の売買のタイミングを的確にとらえることは経験者でも難しいのです。

 人間にはがありますから、値上がりした商品は持ち続ければもっと儲かるのではないかと考えて、値上がりしたものをそのまま保有し続けてしまいがちです。リバランスをすることで、売却をきちんと行うことができるという点で、とても大切な作業だと言えます。

 ただし、リバランスを行うことが常にプラスに働くとは限りません!例えば特定の商品が値上がりまたは値下がりを続ける場合は、マイナスに働くこともあります。

 また、時間の経過とともに、資産運用の目的や自分がどの程度リスクを受け入れられるかなど、自身の環境も変化していきますよね?そうした時は、当初のポートフォリオ構成を適切に見直すこと(リアロケーション)も必要となりますので、覚えておきましょう。


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