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投資のリスクとマイルール

 皆さま、こんばんは!

 前回のブログでは、投資のリスクに関してやり方次第で抑えられる!というお話でした。

 このブログは投資初心者もしくは投資未経験者の方向けで書いていますが、今日の内容は投資経験者である私自身も株式投資をする際の基本ルールとして活用しています。

そもそも投資のリスクとは?

 そもそも投資(株)のリスクとは何でしょう?敵を知らなければ、対策ができませんのではっきりさせておきましょう。

  一般的に投資のリスクといえば「価格の変動リスク」のことをいいます。
 価格変動と聞くと難しいですが、簡単に言えば値段が上下してしまう危険性ですね。価値が動くという捉え方もできます。この動きの大・小がリスクの大きさに繋がります。
 株はもともとの性格上、価値が値動きするものです。もちろん、その株にとってプラスの原因が発生すれば価値は上がります。逆にマイナスの原因が発生すると下がります。この値段に影響を与える原因はいろいろあります。

  • 企業の成績(業績)

  • 国の経済状況や経済政策

  • 為替

  • 世界情勢

 簡単に挙げただけでもこれだけあります。さらに近年では、感染症の拡大・テロ・自然災害など「想定外」の原因も度々起こりますので、外せない原因と言えます。

 このように株はいろいろな原因に影響されて価値が動くもので、投資家はこれに一喜一憂しているわけです。

 残念ながら、これらの要因は我々一般市民が手を打ったとしても防げることではありません。防ぐことができないリスクと言えます。防げたらどれだけ平穏に暮らせるか・・・

 では、一人の人間の力ではどうにもできない投資のリスクをどうすれば抑えられるのでしょう?

周りは変えられないから自分が変わる


 ここまで株の値段の変動の原因は、一般人の力ではどうにもできないということをお伝えしました。では、あと変えられるところはどこなのか?


「自分」を変えるのです!


 なんだか、自己啓発本みたいなことを言い始めましたね。

 正確には、自分「側」を変えるのです。

 車の運転の例えばかりになってしまいますが、交通状況や天候、法律は運転手の力ではどうにもできませんので、状況に応じて運転手側が対応して事故を防いでいくイメージです。


 しかし、それは運転歴がそれなりにあるドライバーだからできることで、運転歴の浅い人や運転したことのない人が判断するのは難しいですよね?


 そこで私が投資未経験者や超初心者の方々におススメしている方法の一つが「マイルール」を設定することです!


マイルールを設定しよう


 マイルールとは、読んで字のごとく自分だけのルールですね(笑)


 「やったことない人間や初心者が自分でルールなんて作ったら事故になる!」

 そう思われた方もいるでしょう。ここでお伝えしたいのは、安全運転のためのルールを作ることであり、やりたいようにやるということではありません。自動車の運転でマイルールを作ってしまうと、それは時に事故の原因になってしまいますが・・・

 投資の世界では幸いなことにマイルールを設定してもよほど他人に強要したりしない限り迷惑はかかりません。

 繰り返しになりますが、投資のリスクはどうしても避けられないものです。
 ですので、リスクに直面したときになるべく傷が浅く損害が小さく済むようなルールを作るのです。


実は重要⁉マイルールの存在


 せっかく投資に興味を持ち始めたのであれば、なるべく利益は欲しいですし、長く穏やかに続けたいですよね。


 しかし、何もしなければ大きな損をして、そこで投資をやめてしまうという悲しいことになりかねません。
 そうなれば「投資はやめた方がいい!危なくて損するよ!」と周りの人に警告する側の人になってしまいます。もったいない!

 マイルールを作ることの目的はリスク低減のほかにここにもあります。
 投資はお金が関わります。それも、最低で数万円単位。決して安い額ではありません。ですので、一度の損で投資を続けられなくなってしまうほどの傷を負ってしまう可能性があります。お金は収入さえあれば、また損した分いつかは戻ってきます。
 しかし、人間にとって損をした記憶は危機回避のため根強く残ってしまうため、再び投資を始めようという気持ちに蓋をしてしまうのです。
 株に関わらず投資は価値が日々動いています。大きく下がる状況もあれば大きく上がる状況もあります。手を引いてしまえば大きく上がる状況は二度と迎えられません。チャンスがなくなるのです。

 試合に出ていなければどんなスポーツでも得点できる可能性はありませんよね。スポーツならば、なるべく試合に出続けようと練習をしたり、レギュラーにいられるようにどうすればいいか考えると思います。
 マイルールはなるべく試合に出続けて得点のチャンスを失わないようにするためのものでもあるのです。

 ここまでは、外部的な要因で損が発生したときに備えての話しをしてきましたが、マイルールは内部的な損の原因にも有効です。

欲とうまく付き合うために


 投資のリスクは自分の中にもいます。「欲」です。

 はじめは怖さがあるので慎重な人も、経験を積んできたり利益が出てくると自信がついてきます。この自信は、ときに人を後押ししてくれる味方になり、ときには自分を暴走させることもあります。この暴走の元となるのが自分の中に自信と一緒にしれーっと出てくる「欲」です。

 とくに株はお金が絡みますので、この「欲」の与える影響は大きいです。

 置いておいた(ように見える)お金が増えるわけですから、「もっと!」という気持ちが抑えきれなくなるのです。それはそれは怖いですよ・・・

 そんな厄介な添加剤のような「欲」をうまく利用するためにもマイルールの存在が有効なのです。
 もっと買いたい・・・
 もっと欲しい・・・
 もっと儲けたい・・・

 株を始めている時点で、これらの欲望と無縁な方は・・・
 ほぼいないと思います(笑)

 安心してください。皆誰でもそうです。
 これらの欲がない人間はいないと思います。いるとしたらその人は仏様か神様の類です。投資などせずに悟りを開いたほうがいいと思います。

 ですので、どんなルールを設定するかは一度置いておいて、マイルールをまずきちんと作ることを強く推奨します。

 マイルールは、防ぎようのない外のリスク要因、暴走しがちな内のリスク要因の両面に作用します。傷を浅くし、欲とうまく付き合うための重要な道具なのです。

 自分のお金事情は自分自身がよくわかっているはずです。将来、どこまでどうやってお金を増やすか、いつ大きな出費の予定があるかなど各家庭の支出や収入の状況を加味して設定できます。

 初心者向けの投資の書籍で、このマイルールの大切さに触れている本は意外と多くないように思います。もちろん私はすべての書籍を読んだわけではないですが、まだ一部の書籍でしか見たことがありません。このルール設定は、かなり重要だと思うのですが。
 (個人的には子供向けの金融教育の内容でも触れていてほしい・・・)


 今回はマイルールについて触れてきました。どんなマイルールを作るべきなのか、次回以降にお話ししようと思います。

 ここまでお読みいただきありがとうございました!

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