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【投資以外で聞かない⁈】『織り込み済み』という表現

投資を始めると、普段は聞かないような専門的な用語に出会いますよね。

もちろん調べても意味がわからないような難しいものもあります。

そんな中で面白いものもあります。

それが投資独特の言い回しです。

今回はその代表例である『織り込み済み』について触れていきます!

織り込み済み

そもそも『織り込み済み』とはどういった意味なのでしょうか?

なんとなく察してる方もいらっしゃるかと思います。

言い換えると、「想定内」や「予想通り」といった表現になります。

投資においては、相場に影響を与える材料(ニュースなど)がすでに価格へ反映された状態を表しています。

例えば、経済指標の発表を行なっても相場がほとんど動かなかったとします。

その理由が事前の予想通りの数値で、投資家がその情報を基にすでに準備をしていたり、運用に影響がないと判断して動かなかった…

なんてことになると、市場は『織り込み済み』の状態となるわけですね。

運用はシナリオが重要!

それにしても、普段から『想定内』とか『予想通り』なんて言う機会は多くはありませんよね?

テレビでもサスペンスドラマや推理小説の中など限られた場面でしか出会ったことがありません。

しかし、投資や経済のニュースでは、この『織り込み済み』という表現が普通に出てきます。

最初に見た時は「なんで?」と思っていましたが、投資を続けていくとそれも自然に納得できました。

運用は、なるべくリスクを抑えながら長く続けることが重要です。

そのためには、これから起こることや発表される指標などについて情報を集めてある程度予想すること、シナリオを作ることが欠かせません。

例えば、これからある指標の発表があるとして、その数値の予想が出ていれば、それを基にして予想より数値が高い場合と低い場合のシナリオを考えておけば、損失を抑えることができますし、余裕があるならば利益が出せるような対策をすることも可能ですね。

こうすれば、よほど予想よりかけ離れた数値にならない限りは発表後に慌てることもありませんし、ドキドキしながら発表を待つなんて必要もありません。

精神的な負荷も軽くなり、あわよくば利益も出せる可能性があるわけです。

投資の初心者や何も学ばずに投資を始めた人ほどシナリオを考えずに行き当たりばったりになりがちです。

それでは、精神的に落ち着きませんよね?

指標の発表の度にそんな状態では、とても投資を長く続けることはできません。

ましてや指標の発表に限らず相場が動く度に理由もわからず右往左往するわけですから、もはや運用と言えるのかも怪しくなります。

運用は、シナリオがあってこそ出来ることなのです。

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